1. 「帯広グルメ」おすすめの楽しみ方

達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

「帯広グルメ」おすすめの楽しみ方

  日本の食糧基地といわれる北海道の中でも、十勝は食の王国として飛び抜けた存在感をもつ。豊かな大地が生み出すおいしい食材が多彩だ。その良質な素材が十勝中から集まってくる帯広は、まさに食いしん坊の天国だ。

帯広のご当地グルメ

  広い北海道の全面積の、なんと1割を占めてしまうのが十勝平野。このスケールの大きな広がりは、そのまま農業のパワーになる。ポテトがドッカン、小麦がドッカン。小豆が、大豆がザランザラン。と、日本の収穫量の多くがこの豊かな大地に頼っているのだ。加えて酪農・畜産も全国一の規模。食材が良質で多彩とくれば、食の切り口も当然広がる。十勝ブランドのバター・チーズは日本の乳製品の中心であり、今や全国区の豚丼は、日本のB級グルメの王道をいく旨さと盛りの良さが自慢。スイーツだって負けてはいない。とにかく十勝中から「これ食べて、これ食べて」と選ばれた食材がやってくる帯広。とびきりのおいしさが、あなたの到着を今か今かと待っている。

帯広は、ビジネスホテルが中心の為、比較的リーズナブルな旅行が出来る。その為、リーズナブルに抑えた宿泊費用を名物グルメを思う存分あてる事ができる。

《帯広観光におすすめの情報》
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帯広グルメの達人
((のだけともみ))
野嶽智美

帯広グルメの達人
  北海道帯広市出身のコピーライター。徒歩1分に有名菓子店があるスイーツ好きの一家で育ち、ケーキショップやカフェで4年間のバイトを経験。北海道のグルメ・スイーツ巡りが好きで、特に好きなのはチーズケーキ。道内情報誌での執筆も数多く手がけ、プライベートでも気になるお店があれば車を走らせて必ず出向く行動派。

帯広グルメの魅力を、達人が語る

豚丼は豪快に焼く

  十勝の食の実力は過小評価されているかもしれません。北海道はどこもスゴいよねとかいわれますけど、十勝は別格なんです。農業王国とか、食の宝庫というキャッチフレーズは、大げさでもなんでもなくて十勝の実像なんです。たとえば日本のじゃがいも生産量の約3割は十勝産。今では30種類以上ものポテトがつくられているそうです。マイブームは「インカのめざめ」という最近出回ってきた品種。金色がかった濃い黄色で、甘くコクがある味わいが特長です。このインカのめざめの仲間に、インカレッドとインカパープルという品種もあります。これはネーミングで分かるように、赤い色、紫の色のポテト。この3つを総称してカラフルポテトと呼ぶそうです。肉も、豚・牛・鶏とありますが、注目は高級食材として東京のレストランにも流通し始めた鹿肉。海の幸も、ししゃも、つぶ、鮭などの特産品があります。

帯広から全国区へ、十勝のB級グルメに注目

おいしい北の屋台

  帯広のご当地グルメといえば、なんといっても豚丼です。“甘じょっぱい”味に焼き上げた厚切りの豚肉とご飯のコラボは、どんぶりの王道。今や全国のB級グルメファンをとりこにしています。帯広市内にはあのミシュランの北海道版でも紹介された豚丼店もあるほどで、帯広っ子はそれぞれイチオシの店が違うほど、色々な店があります。また、新しい味では牛肉が特産の十勝清水町で生まれた「牛玉ステーキ丼」。ふわふわのスクランブルエッグと味噌味のカットステーキのマッチングが、いい味出してます。あと帯広のソウルフードといえばインデアンカレー。地元密着のチェーン店ですが、噂を聞きつけて訪れるカレー好きが多いそうです。市内中心部には「北の屋台」や「十勝乃長屋」などの市民も通う飲食店が集まった施設もあります。地元の人の生の声を聞きながら、十勝のおいしい味を探してみてはいかがでしょうか。

そば処十勝の蕎麦屋は、その佇まいもご馳走

帯広の老舗蕎麦屋丸福

  あと十勝は、そばの産地としても知られています。特に新得町と鹿追町はそば畑の多い所で、道内ではブランドになっています。新得町で生産される「牡丹そば」は、十勝で古くから栽培されてきた品種。今では少なくなってきているそうですが、風味がよく蕎麦通にも人気です。ということで帯広・十勝には地元のそばを、臼で挽いて手打ちで出す蕎麦屋さんが数多くあります。面白いのは、そういう美味しい蕎麦屋さんの店舗に、なかなか味のある建物が多いこと。札幌だと、どんどん開発され建物も更新されてしまいますから、老舗といわれるところでも懐かしい風情を感じさせるような店は少ない。帯広・十勝の名店には味だけでなく、お店の空間もご馳走になるようなところが結構ありますから、ぜひ訪ねてみてください。


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帯広グルメを味わう!人気店ランキング

豚丼のおすすめランキング

  豚丼は、ファストフード店のメニューやコンビニにも採用された丼ものの新定番。帯広市内には行列のできる有名店が複数ある。

おすすめポイント
  現在帯広で人気NO.1と評判の「とん田」は、創業者が精肉店を営んでいたこともあり価格もリーズナブル。ミシュランの北海道版でも紹介されるほどの美味さとコスパも人気の秘密。新橋は元祖「黒豚丼」の老舗。独特の色だが見かけとは裏腹にアッサリ系。熱烈なファン多数。「ふじもり」は豚丼専門店ではないが帯広市民なら一度ならず訪れたことのある“心の食堂”。もちろん豚丼の味も老舗の名に恥じない旨さ。

北の屋台のおすすめ

  屋台の飲食店が集まる屋台村。気軽に飲め、気軽に食べられるカジュアルなスタイルがウケて人気スポットに。地元のグルメ情報はここで収集。

おすすめポイント
  店主がソムリエ資格を持つ「プチ・プレジール」は、欧風料理とワインを楽しむ店。定番のラクレットが一番の人気メニュー。創作燻製料理の「煙陣」は店主が独力で研究を重ねて磨き上げたスモーク料理が看板。スモークオイスターの旨さは他ではなかなか味わえない。地元農家を応援する「農屋」は地産地消の店。十勝の新鮮食材が楽しめる。

蕎麦のおすすめ

  十勝蕎麦のお膝元帯広は、蕎麦屋さんも多い。9月からは新蕎麦が出回るシーズン。蕎麦が特産の新得町、鹿追町ではそば打ち体験できる。

おすすめポイント
  いかにも老舗という佇まいの「丸福」は大正9年(1920)創業。帯広で最も歴史のあるそば屋だ。毎日手打ちする二八そばを目当てに市民が通う。名物の「冷やしかしわ」は誕生から半世紀以上。季節を問わず人気だ。昭和初期に建てられた帯広町長の邸宅を店舗にした「久呂無木」は、田舎風の二八そば。タワーのような「えび天おろし」がイチオシ。

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帯広市内での交通アクセス情報

  帯広市内の食べ歩きはクルマでの移動が基本となるが、レンタサイクルもおススメ。帯広は平らな土地が多い。空もさえぎるものが少なく、晴れた日のサイクリング気分は最高!

<レンタサイクル>
おびひろ駅前レンタサイクルおびりん 
電話0155-22-8600

「りくる」レンタサイクル 
電話0155-23-5920

<とかち定期観光バス>7/1~10/31
十勝バス・帯広駅バスターミナル 
電話0155-32-5171

帯広へのアクセス

  <飛行機で>
羽田からとかち帯広空港 約90分一日7往復
帯広空港から市内への直通バス 約40分 料金1,000円

<JR北海道で>

新千歳空港~帯広 特急スーパーおおぞら[1時間52分]
         特急スーパーとかち[2時間19分]

札幌~帯広    特急スーパーおおぞら[2時間16分]
            特急スーパーとかち[2時間33分]

<クルマで>

新千歳空港から 高速利用で約2時間15分

札幌から    高速利用で約2時間30分

帯広グルメQ&A

Q 採れたて野菜を食べたいのですが?
A 収穫体験はどうでしょう。帯広市内には「帯広市民農園サラダ館」という施設があって9から10月に「いもほり体験」が可能。この他、帯広からクルマで1時間程度の範囲には季節の野菜や果物の収穫体験ができる農園も多い。JR北海道「帯広」駅のエスタ帯広東館2階「十勝観光連盟」に問い合わせてみよう。

「十勝観光連盟」電話0155-22-1370
Q 十勝ブランドの認定品があると聞きましたが?
A 「安心・安全・美味しい」十勝産品への信頼を守るために●十勝でつくられている●主原料が十勝産100%●衛生・品質管理がしっかりしている●官能試験をクリアなどの厳しい基準に合格した品が十勝ブランドとして認証されている。現在はチーズ、パン、お菓子など120を超える品が合格。製品には、十勝ブランドのマークがつけられているのでそれを目印に選べる。
Q 十勝産の食材をお土産に買いたいのですが?
A 帯広競馬場内にある「とかちむら」がおススメ。十勝の農作物が一堂に集まるショップで、新鮮な野菜をはじめハム・ソーセージ、バターやチーズなどの酪農製品など多彩な食品が選べる。

「とかちむら」
電話:0155-34-7307
営業時間:10時から21時(店舗により異なる)
定休日:無休(店舗により定休日あり)
カップルで観光と温泉を満喫 ~帯広・十勝編~

幸福駅

  食べ物だけでも老舗から新名所まで幅が広い「グルメの宝庫」。一般的に開放している牧場や農園も多く、十勝川温泉のモール温泉は第2回北海道遺産にも認定された。その中でも、日本で最初にモール温泉として有名となったことで知られる十勝川温泉を温泉好きカップルには是非オススメしたい。

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