旬のもの マコモタケ 鳥栖市と基山町ではイネ科の多年草・マコモの茎が肥大化した「マコモタケ」の生産に力を入れている。佐賀県の特産品としてブランド化を図っており、福岡や大阪方面へも出荷している。マコモタケはほんのり甘く、乳白色でアスパラガスに似たしゃきっとした食感が特徴。炒めものや天ぷらなどの調理に最適。食物繊維などを多く含み、低カロリーで生でも食べられる。 ハウスみかん 北部エリアの唐津・東松浦地域では「温室みかん」の生産量が日本一。県全体で各地区の気候や土壌条件を生かしたブランドみかん作りが行なわれている。そのなかでも、最高の味わいと美しいフォルムを持った選りすぐりのみかんを「さがみかんプルミエ」として全国に発信。年間でごくわずかしか出荷されない、まさにプレミアムなそのみかんは、たくさんの厳しい基準と生産者の努力から生まれている。 佐賀レンコン(しろいしレンコン) 佐賀県は全国有数のレンコン産地で、関西・関東方面へも出荷されており、主な生産地が白石町であることから「しろいしレンコン」とも呼ばれている。白石平野は有明海の干拓によって広げられた農地で、ミネラル豊富な「重粘土質」という、柔らかく豊かな土壌が特徴的。これがレンコン栽培に最適で、昭和40年(1965)ごろから栽培が本格的に広まり、現在では約300ヘクタールで生産されている。出荷最盛期となる10月以降では、糸ひきが良く、モチモチ、ホクホクとした柔らかな食感のレンコンを楽しめる。