旬のもの キウイフルーツ 果実が黄色の品種「ゼスプリゴールド」は、平成16年からニュージーランドのゼスプリ社との契約で生産できるようになり、国内では佐賀県と愛媛県だけで栽培。佐賀県内では主にみどり地区と佐城地区管内で生産され、日本人の味覚に合わせて開発されている。なお、甘みが強く食べやすいと人気のゼスプリゴールドはグリーンキウイに比べて格段に栽培の手間がかかるが、生産者の高い技術によって高品質な果実が生産されている。 メジナ 全国的にはメジナと呼ばれ、釣り人に人気の魚。佐賀では寒グロと呼ばれ、玄海海域一円の沿岸で漁獲することができる。刺身やたたき、煮付けや焼き魚などどんな調理法でも美味しく食べることができ、呼び名の通り寒い時期のメジナは脂が乗っておいしい。よく出回るものは30センチ程度のものが多いが、近い種のクロメジナだとかなり大きくなり、沖合で漁獲することができる。 のり 現在は有明海での養殖が盛んなのりだが、かつては玄海でも海苔の養殖が行われていた。紅藻に分類され、赤みを帯びたツヤ感のある薄い海藻が特徴。晩秋から初春にかけて養殖され、養殖されたノリのほとんどは乾燥などの加工を経て板ノリとして広く販売されている。海苔巻きやおにぎりなどに利用されるほか、刻み海苔などさまざまな料理に添えられている。