
「天空の城ラピュタ」「火垂るの墓」「もののけ姫」「時をかける少女」など、誰もがみたことがある名作アニメーションで美術監督を務めてきた山本二三(やまもとにぞう)氏。画業について約40年の間、これまでに描いてきたアニメーションの背景画はもちろん、故郷である長崎県五島を描いたオリジナルの絵画を展示する美術館が、平成30年(2018)7月1日(日)に故郷、長崎県五島市に「山本二三美術館」としてオープンします。

美術館の建物は江戸時代である1863年に建てられた武家屋敷の「松園邸」を改修したもので、その雰囲気に合うように、屏風型のパネルを使用して展示されている様子も注目のひとつ。
また、山本二三氏のアトリエを再現したコーナーでは、山本氏が普段どのように絵を描いているかが映し出されるモニターも設置。「空と雲の部屋」は、山本氏が描いた空と雲が一面に広がり、幻想的な空間となっています。雲のソファで短編アニメを観ることもできるので、山本二三ワールドにたっぷりと浸れそうです。