1. 出島|ビリヤードや羽ペンを体験 日蘭貿易の歴史も学ぼう/長崎

出島|ビリヤードや羽ペンを体験 日蘭貿易の歴史も学ぼう/長崎

【投稿日】2020年03月23日(月)| 長崎発

出島のミニチュア

バドミントンとビリヤードの共通点が分かりますか。答えは、鎖国を行っていた江戸時代に、西洋から長崎の出島に伝わった遊びです。今からさかのぼること400年ほど、鎖国中の日本にあって、出島は日本で唯一、ポルトガルやオランダを中心とする西洋との貿易が認められていた場所でした。

白を基調とした洋館や白壁の蔵
当時、出島に出入りしていた日本人が、今までに見たこともない異国の遊びにはじめて出会いました。ビリヤードやバドミントンは、出島が日本初の伝来地としても有名です。

陶磁器などを展示しているコーナー
扇形が特徴的な出島は、江戸時代に西洋との貿易を目的に作られた人工島。島の面積およそ1万5000平方メートルと小さな島でしたが、平戸からオランダ商館が出島に移されたほか、住宅や蔵、番所など、実に49棟もの建物が並んでいたとか。

「阿蘭陀冬至(おらんだとうじ)」
1951年からは、建物の復元や整備が行われており、現在では国指定史跡「出島和蘭商館跡」として一般公開されています。門番が待ち受ける表門を通り抜けた先には、16棟の建物が復元されており、江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気に。

当時のビリヤード
中でも見逃せないのが、「カピタン部屋」です。カピタンとは、オランダ商館で最高の責任者である「商館長」を指す言葉で、当時の住居を再現したもの。建物内には、往時の暮らしぶりを窺いしれる施設や展示があり、バックギャモンやバドミントン、ビリヤード、羽ペンといった西洋由来のものを実際に体験できます。今とは遊び方が違うものもありますが、それも素敵な思い出ですね。

大きな白い羽が目立つ羽ペン
砂糖を保管していた「十四番蔵」や、日本で最も古いプロテスタント神学校の「旧出島神学校」、出島独自のお土産を探せる「ヘトル部屋」なども必見。伝来当初のビリヤードやバドミントンなど、他ではめったに体験できない貴重なものがそろう出島は、幅広い方が楽しめますよ。鎖国時代に思いを馳せながら、現代とはまたひと味違った出島ならではの暮らしや遊びを体感しましょう。

周辺には長崎中華街もあり、徒歩圏内。長崎観光の立ち寄りスポットにおすすめです。

西洋のすごろく

【住所】
長崎県長崎市出島町6番1号

【開場時間】
8時~21時(最終入場は閉場の20分前まで)

【定休日】
年中無休

【電話番号(問い合わせ)】
095-821-7200

【入場料】
大人520円、高校生200円、小・中学生100円
※15人以上の団体割引や年間パスポート(長崎出島商館員制度)もあり

【交通アクセス】
・JR長崎駅から車で約6分
・長崎インターチェンジながさき出島道路から車で約1分
※駐車場はなたいめ、周辺有料駐車場を利用
・長崎駅前から路面電車「崇福寺行き」に乗車し、「出島」電停下車

【備考】
⇒公式ページはこちら


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【投稿日】2020年03月23日(月)【投稿者】たびらい編集部

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