
スペイン語で「海岸」を意味する店名通り、海のほとりに立つカフェレストランです。かつて島原藩が所有していた蔵を、港町として栄えていたこの一帯で漁船に使う道具を保管するために移設、現在は店舗として利用しています。

国の登録有形文化財である築150年の蔵の引き戸から店内に入ると、まず目に飛び込むのは立派な階段。客席は2階です。階段を上った先にはカラフルなタイルのカウンター席と太い梁や土壁、そしてオーナー竹内さんのポップな感覚に彩られた広いフロアが目の前に開けます。

窓の向こうには、まるで絵画のような港の景色が。「自分の家で友人をもてなす感覚です」とにこやかに話す竹内さん。長い歴史の生み出す重厚感と、アメリカンダイナースタイルのカジュアルさが絶妙に混ざったおしゃれで居心地の良い空間は、竹内さんの趣味や人柄そのものです。
提供するのはスパイスカレーやハンバーグ、メキシコ料理ほか、地元食材満載の無国籍料理。フロアの一角にはキッズスペースも。歴史ある建物とおいしい料理を同時に楽しむ、素敵な時間をどうぞ。