
雲仙温泉街の裏通りにある「湯の里温泉共同浴場」。1653年に始まり、雲仙で最も歴史のある共同浴場になります。

地元では当初、らっきょう漬けに使用されていた樽に湯を入れて風呂桶として使用していたことから「だんきゅう風呂」という愛称で親しまれていました。「だんきゅう」というのは方言で、らっきょうを意味するそうです。

その後、1953年に雲仙遊園会社(温泉センター)発足により現在の場所へ移転されました。そして1953年に浴室内はリニューアルされ、大理石を使った楕円形の浴槽に変わっています。現在は外観やシャワー、トイレ等もリニューアルされ当時の「だんきゅう風呂」の様子を感じられる部分は、入口の看板に「だんきゅう風呂」としてその愛称が残っています。今もなお歴史の感じる共同浴場として地元の人々から一番親しまれています。
湯は白濁した硫黄泉で、源泉かけ流しの温泉を大人200円で入浴できます。