
大分県玖珠郡の農業協同組合が販売する「吉四六漬」は大分県の郷土料理。野菜を独自のもろみに漬け込んだ漬物で、ご飯のおともとして大分県民の食卓に欠かせない一品です。
吉四六漬の名前の由来は、大分に伝わる民話の主人公「吉四六さん」です。一休さんや彦一さんとならび、とんち話で有名なこのキャラクターは、大分に実際した廣田吉右衛門という人物をモデルにしているといわれます。吉四六さんの物語は大分県の人たちに広く愛され、吉四六漬をはじめさまざまな商品や観光施設などのネーミングに使われています。
原料に使われる野菜はバリエーション豊かで、キュウリ、ニンジン、大根をメインに、セロリ、ゴボウ、ウリ、そして大分県特産のシイタケや、変わったところでは梅やニンニクの吉四六漬なども人気です。
商品のパッケージは、大分生まれの漫画家・富永一朗氏のイラストが描かれた素朴なデザインに加え、贈答品に最適な化粧箱入りや、樽に入った商品も販売されています。