外海の出津集落|白と緑のコントラストが美しい教会/長崎
【投稿日】2019年03月06日(水)| 長崎発

禁教期に小規模な潜伏キリシタンの信仰組織で、危険を顧みず信仰を続けて聖画や教義書、教会暦などの伝承を継続し、信仰を続けた出津(しつ)集落。禁教を解除されてからは、徐々にカトリックへ復帰することとなり教会堂も建設されて禁教の時代の信仰の形は幕を閉じました。
この一帯の信者の数はは5000人近かったそうですが、幕府の禁教政策で取り締まられた大村藩は城下から遠かったこと、また出津や黒崎では佐賀藩の飛び地もあったことから静かに潜伏キリシタンが多く存在していたとされます。
出津教会は、強い海風にも耐えられる独特なもので、屋根を低くした木造平屋は白い壁と山の緑との清楚な美しいコントラストの佇まいです。外国人のド・ロ神父による初期の教会は2011年に国の重要文化財に指定されています。
人々の信仰を導くのみならず神父が注力したのは慈善事業でした。そのひとつが、出津救助院の創設で、女性の自立促進を行っています。2012年には「長崎市外海の石積集落景観」として国の重要文化的景観に選定されました。
■出津教会堂
【住所】
長崎県長崎市西出津町
【利用料金】
見学無料(スタッフ説明有・要予約)
※出津教会堂の見学は(個人・団体問わず)事前連絡が必要です。
※教会敷地には見学者用のトイレはありません。近隣駐車場等のトイレをご利用ください。周辺散策マップにてご確認をお願いいたします。
【電話番号(問い合わせ)】
095-823-7650(長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター)
■旧出津救助院 料金改定(2019年4月1日~)
【入館料】
大人400円(350円)、中・高校生250円(200円)、小学生200円(150円)
※カッコ内は10人以上の団体料金
【休館日】
月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月6日
【開館時間】
火~土曜9時~17時、日曜・8月15日・11月7日・12月25日11時~17時
(入館受付16時30分まで)
【電話番号(問い合わせ)】
0959-25-1002
■ド・ロ神父記念館
【入館料】
一般300円(240円)、小・中高生100円(60円)
※カッコ内は10人以上の団体料金(外海歴史民俗資料館と共通入館券)
【休館日】
12月29日~1月3日
【開館時間】
9時~17時
【電話番号(問い合わせ)】
0959-25-1081
【備考】
写真撮影・掲載に当たってはカトリック長崎大司教区の許可をいただいています。
⇒公式ページはこちら
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【投稿日】2019年03月06日(水)【投稿者】たびらい編集部