1. 壱岐市立一支国(いきこく)博物館|壱岐島の歴史を学ぶタイムスリップの旅へ/壱岐

壱岐市立一支国(いきこく)博物館|壱岐島の歴史を学ぶタイムスリップの旅へ/壱岐

【投稿日】2019年03月04日(月)| 長崎発

屋根の形が特徴的な一支国博物館

長崎県で第2位の広さを誇る深江田原平野(ふかえたばるへいや)。約300ヘクタールの広大な田園風景には米や麦などの作物が育てられています。

その深江田原平野を見下ろす山並みの中に「一支国博物館」があります。周囲の景観にマッチするように曲線を描いた天然芝の屋根が特徴的な建物は、世界的建築家、故黒川紀章氏が手掛けた生前最後の作品です。

常設展示室(有料)の入口付近
3世紀に書かれた中国の歴史書『魏志倭人伝』。この中で倭(日本)に関する情報は2008文字で記されており、そのうち「一支国(いきこく)」に関する情報は次の57文字。「又南渡一海千餘里名曰瀚海 至一大國 官亦曰卑狗 副曰卑奴母離 方可三百里 多竹木叢林 有三千許家 差有田地耕田猶不足食 亦南北市糴」。

これは「(対馬国を出発して)また南に一海を渡ること千余里で一大国(=一支国)に到着する。この海は瀚海と名づけられている。この国の大官もまた卑狗、次官は卑奴母離という。広さ三百里平方ばかり、竹木・叢林が多く、三千ばかりの家がある。ここはやや田地があるが、水田を耕しても食料には足らず、やはり南や北と交易して暮らしている」という意味。

常設展示室スペースの奥にはビューシアターがあり、海を介した交流によって栄えた一支国の様子がシアター映像で再現されています。

常設展示室は、壱岐の歴史を現代から、一支国の時代まで遡る歴史通史絵巻となっており、壱岐の歴史を物語る資料が多数展示されています。中でも一番の人気となっているのが、「原の辻遺跡」の様子をジオラマ模型で再現した「一支国トピック」です。

160体の人形たちが日々の生活の様子を表情豊かに伝えてくれていますが、実は、この人形たちの顔のモデルは実在する壱岐島民。島旅で出会う人々の中に、この人形のモデルがいるかもしれませんね。

弥生人の声が聴こえてきそうなぐらい生き生きとした表情がリアルです

巨大ジオラマでは当時の生活風景がわかりやすく、ユニークに再現されています
「キッズこうこがく研究所」で、子どもたちに一番人気なのが発掘模擬体験。長ぐつに履き替えて、スコップなどで土器や遺物を掘り出せば、気分は立派な考古学者です。

その他にも、土器の組み立てパズルや顕微鏡など子どもも楽しく学べるスペースとなっています。奥には長崎県下で出土された貴重な品々が「オープン収蔵庫」に展示されており、大人も子どもも時間が経つのを忘れてしまうことでしょう。

遊びながら学ぶキッズこうこがく研究所!

【入館料】
・個人・一般400円、高校生300円、小中学生200円
・団体(20人以上)・一般320円、高校生240円、小中学生160円
・壱岐市民・一般300円、小中高生無料
・年間パス1000円

【開館時間】
8時45分~17時30分(最終入館17時)

【休館日】
毎週月曜(月曜が祝日の場合は翌日休館)、12月29日~31日

【住所】
長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515番地1

【交通アクセス】
芦辺港から車で約15分

【駐車場】
あり

【電話番号(問い合わせ)】
0920-45-2731

【備考】
⇒公式ページはこちら


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【投稿日】2019年03月04日(月)【投稿者】たびらい編集部

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