塞神社|芸能の神、アメノウズメノミコトを祭る神社で良縁・子宝祈願/壱岐
【投稿日】2019年02月25日(月)| 長崎発

郷ノ浦町の飲食街にある塞(さい)神社は壱岐島でも有名な神社のうちのひとつで、猿田彦命の妻である猿女命(サルメノミコト)が祭られています。
猿女命は、天照大神(アマテラスオオミカミ)が天の岩戸に隠れた時に、岩戸の前で舞を踊った最古の踊り子である天宇受売命(アメノウズメノミコト)のことです。芸能の神様としても人気の神様のため、その道を志す人には持ってこいの神社。

拝殿のすぐ左脇にはしめ縄をつけられた高さ3メートルの巨大なオブジェがあり、安産、縁結び、夫婦和合などさまざまな祈願がされています。オブジェに触れると、良縁・子宝のご利益があるとされており、中には全身にご利益を浴びようと抱きつく人もいるとか。
「塞神社」は本来、災いを防ぐために道の境に祭られた塞ノ神(道祖神)であるため、交通安全や旅の安全を祈る人も多いようです。

拝殿の中には、興味深い春画や大小さまざまなオブジェが奉られるなど、壱岐島の他の神社では見ることのできないユニークな空間になっています。宮司は常駐していないため、お守りや御朱印については、近くにある長田商店を訪ねてください。
拝殿右脇に奉納された人形の下には、「ちょっとのぞいて見てごらん」との文字がありました。のぞいて見ると…。何が見えるのかは行ってからのお楽しみです。
【投稿日】2019年02月25日(月)【投稿者】たびらい編集部