
住吉大神のご加護によって、三韓征伐を果たした神功皇后が壱岐に立ち寄り、住吉三神の底筒男神、中筒男神、表筒男神を祭ったことに由来する住吉神社。国道382号線の脇に建つ明治期の一の鳥居や、平戸藩主によって寄進された二の鳥居をくぐり、壱岐を代表する住吉神社の境内へ進むと、どっしりとした巨大なスギやクスノキが目を引く神秘的な空間が広がっています。

元々は、半城湾の御津浜(みつのはま)に鎮座していましたが、「波音の聞こえない静かな場所に」との神勅を受けて、現在の場所に移ったとされています。1871年には国幣中社に列格し、壱岐唯一の官社に。現在では、福岡の住吉神社、大阪の住吉大社、下関の住吉神社と並び、「日本四大住吉」と称されるほど。
1月17日・5月28日・10月27日に神功皇后の三韓征伐ゆかりの軍越神事が、12月20日に大大神楽奉納などの神事が執り行われます。境内の「夫婦クスノキ」を男性は左回りに、女性は右回りに回ると、縁結びにご利益があるとされています。