
国東半島の熊野磨崖仏入口近くにある、国東六郷満山霊場の一つ「胎蔵寺」。宝クジが良く当たるとメディアで紹介される有名な寺で、遠方から訪れる人や、高額当選者のお礼参りも多いです。12世紀末頃、急速に全国に広まった紀州(和歌山県)の熊野修験と深い繋がりを持ち、熊野権現を鎮守とします。寺宝として3面の「懸仏(かけぼとけ)」が保管されています。
“金色のお寺”と呼ばれる境内でまず目に入るのが、「仁王像」や「七福神」の石像。住職がいる時に参ると、地蔵を表す印のついた金色のシール「護符 (開運お願いシール)」を無償でもらえます。「いい種をまくといい結果が出る」ことから、シールを七福神や不動様に貼って参拝します。病気治癒、幸運、宝クジ、受験や就職などの祈願に訪れる人が多いです。また、事前に連絡をすると黄金に輝く「宝くじ地蔵」にも触れながら祈願できます。
さらに、「胎蔵寺」の名前の「胎」の字が表すように、「子授け」にもご利益があるとされています。境内中央にある「熊野羊水」の龍を撫でると、子宝に恵まれると言われています。