生月島から見守る大観音像

隠れキリシタンの島として有名な生月島。舘浦漁港(たちうらぎょこう)を見下ろす高台に建つ「生月大魚籃観音」は、ブロンズ像としては日本屈指の大きさで、高さ18メートル、基壇(きだん)3メートルもの像です。昭和55年(1980)に海難者と魚介類の霊、世界平和を追悼し、漁船の航海の安全を祈って建立されました。基壇内部には10分の1の大きさの「生月大魚籃観音」をはじめ、木彫りの観音像など70体が祭られています。
像が建つ高台からは、平戸島と生月島を結ぶスカイブルーの鮮やかな「生月大橋」や、海を隔てて平戸島を見渡すことができます。夕日が美しいスポットとしても知られる生月島で、水平線に広がる景色を楽しみたいですね。