
大分県豊後高田「西叡山(さいえいざん)」の八合目(643メートル)にある「高山寺」。西叡山は京都の比叡山、東京の東叡山(とうえいざん)と並び、日本三叡山とされています。平安時代には「六郷満山(国東半島の六郷にある寺院の総称)」の68カ寺を統括する地位にあったことから、東の比叡山に対する西の叡山の意味を込めて「西叡山高山寺(さいえいざんこうさんじ)」と呼ばれていました。江戸時代に一度焼失し、昭和59年(1984)に再建されています。
寺からは国東半島の峰々や、周防灘まで広がる美しい景色が望めます。秋から冬初旬にかけての早朝には、幻想的な“雲海”を見ることができますよ。高山寺の駐車場から叡山の頂上まで、ゆるやかな坂道が続きハイキングにもおすすめ。頂上には展望台もありますよ。