長湯温泉に古くから伝わる“飲泉文化”

「飲んで効き 長湯して利く長湯のお湯は 心臓胃腸に血の薬」
そう称えられる長湯温泉の湯に豊富に含まれる炭酸ガスは、胃腸の働きを活発にし、水分の吸収をよくするので、温泉水を飲むことで便秘や肝臓病、胃腸病のほか、利尿効果により慢性胃炎、糖尿病、痛風などの効能が期待できる。
長湯温泉では町づくりの拠点として、4カ所(現在は1カ所が休止中)の飲泉場が整備されている。その他にも飲泉場が設置されている温泉施設があり、同じ町内でも源泉が異なるので、味や温度やにおいもさまざま。好みの味を探して飲み歩くのもいい。
ただし、飲み過ぎるとお腹が緩くなることもある。1回に100~200㏄、1日に200~1000㏄が適量で、下痢気味の人などは特に注意が必要。