大正時代の姿を再現した嬉野温泉のシンボル

江戸時代に藩営浴場として整備され、シーボルトも利用したという歴史ある施設「シーボルトの湯」。大正時代になると“古湯温泉”として地元の人たちに親しまれるようになり、ドイツ人が設計した建物は町のシンボルとなりました。
その後、老朽化のため閉鎖されていましたが、地元の熱い要望を受けて平成22年(2010)に大正時代のレトロな姿を再現。オレンジ色のとんがり屋根が印象的な公衆浴場「シーボルトの湯」として生まれ変わりました。

館内には大浴場や貸し切り湯、市民ギャラリーなどがあり、市内外の利用者の交流や憩いの場として親しまれています。また、充実したバリアフリー設計で、ロビーには段差がなくスロープや手すりがあり、車いすのまま湯船に入れる貸し切り湯もあります。
広々とした休憩室、マッサージ機などのスペースも完備されているので、誰でも安心してくつろげます。