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【前編】相模原のご当地パン!食べて学べる「オギノパン本社工場」に行ってみた

相模原市|【更新日】2023年4月19日

【前編】相模原のご当地パン!食べて学べる「オギノパン本社工場」に行ってみた

相模原市緑区の自然豊かな山合いにある「オギノパン本社工場」では、パン作りの過程を窓越しに見学することができます。

個人見学であれば予約不要。解放されている時間内(9時30分〜17時)であれば、無料で誰でも出入りできます。

工場に併設されている直売所では、できたてのパンを購入することも可能。
子供と大人が一緒に学びながら楽しめる、人気のスポットをご紹介します。

目次

相模原の食を支える!オギノパン本社工場の秘密

1日で2万個以上!40人のスタッフさんで作られる

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あげぱんは約4000個、丹沢あんぱんは約5000個、それ以外のパンも含めて一日平均2万個以上ものパンが作られています。

一番人気の丹沢あんぱんは、多い日だとなんと1万個以上作ることもあるそう!

これだけ多くのパンが、40名程のスタッフさんによって作られているというので驚きますね。

パン作りの朝は早い!朝4時半から稼働開始

オギノパン工場直売

工場に併設されている直売所には、開店直後の朝9時半の時点にも関わらず、多くの種類の沢山のパンが並びます。

朝からできたてのパンを販売するために、一番朝早いスタッフさんは朝4時半から工場での稼働を開始するそう。

鮮度の高いパンをお客さんに届けたいという想いを大切にしているオギノパン。

夜に生地を作り置きをすることなく、当日の早朝に生地作りから始めます。

帽子の色は4つ。一目で区別できるような工夫を

相模原オギノパン

工場内では全員が同じ白い作業着を着用するため、スタッフさんの区別が付きにくいことも。

そのため女性はピンク、男性は白、女性管理職は黄色、男性管理職は緑の帽子を被って一目で見て分かるように工夫しています。

毛髪の混入防止のため1時間に1回は必ず作業着の上からローラー掛けを行い、衛生管理を徹底していますよ。

1つのパンができるまで。いざ工場見学へ

見学通路から間近で見れるパン作りの様子

相模原工場見学

こちらの扉の向こうが工場見学通路になっており、左側のガラス越しに工場内部の様子を間近で見ることができます。

通路に入ると、美味しそうなパンの香りがふわっと立ち込めてきました。

誰でも気軽に見学することができ、この日はボーイスカウトの少年たちが複数人で来ていました。

大きな機械が稼働する様子を興味深く観察していましたよ。

パン工場を見学する機会もめったにないことだと思うので、大人でも楽しめます。

生地作りから形作りまで。ポスターの解説を見ながら学ぶことも

相模原おすすめ工場見学

見学通路の左側の壁には、パン作りの一連の様子が説明されているポスターがあります。

工場の奥の方で、生地作りから発酵の過程までの作業をしており遠くて少し見にくいのですが、ポスターを見て学べますよ。

まず、1回で約2000個分の生地が仕込める「ミキサー」で生地を作ります。

そして生地を「分割機」と「丸め機」を使って同じ大きさに切って丸め「プルファー」で少し寝かせたあと、人の手でパンの形に整えます。

発酵から焼かれるまで。大型のオーブンはオギノパンならでは!

オギノパン工場見学

形作られたパンを一定の温度と湿度に保たれた発酵室に入れ、しばらくパンを発酵させてからトンネルオーブンで焼き上げます。

トンネルオーブンは、パン屋さんでは見ることができない工場ならではの迫力!

パンを焼くのは時間がかかる工程ですが、1時間で約4000個も焼くことができるトンネルオーブンはオギノパン工場の要となる機械です。

焼きあがったパンが自動で次々に出て来る様子は飽きずにずっと見ていられますよ。

スパイラルコンベアで運ばれ最終チェックへ

神奈川パン工場見学

焼きあがったパンはこのスパイラルコンベアに乗せて運ばれます。

温かいパンをすぐに包装してしまうとパッケージが結露してしまうため、ここでゆっくりと運ばれながら粗熱を取っています。

最後に金属探知機を潜り抜け、包装されて完成です!

工場見学ができるようになってから変化したこと

より一層お客様に安心を提供できるように

オギノパン工場直売所

実際に食べているパンがどのように作られているのかをお客さんに見てもらうことで、お客さんの安心感や信頼の獲得に繋がったとのことです。

また、食育の一貫として毎年多くの小学校が社会科見学で工場見学に訪れることもあるそうですよ。

スタッフさんの意識もさらに上昇

相模原観光おすすめスポット

工場の様子が包み隠さずお客さんに見られるということで、スタッフさんの意識も一層高まったと言います。

給食で食べているパンがどのように作られているかを子どもたちに知ってもらいたい、という思いで始まった工場見学。

結果的にスタッフさんの意識の向上にも繋がったことは、思わぬ嬉しい効果だったそうです。

パン作りを楽しく学びにオギノパン本社工場へ!

たくさんのパンが作られる工程を見て楽しむことができる「オギノパン本社工場」。

多くのパンは午前中に作られるようなので、訪れる際は午前中がおすすめです。

工場に併設されている直売所では、できたてのパンを購入することも可能!

直売所に関しては、後編の記事でご紹介しているので、そちらも合わせてご覧下さい。

ぜひ、貴重なパン工場見学を体験しに「オギノパン本社工場」に訪れてみてくださいね。

後編はこちら▼
【後編】相模原のご当地パン!食べて学べる「オギノパン本社工場」に行ってみた

オギノパン本社工場へのアクセス

  • 【住所】

    神奈川県相模原市緑区長竹2841

    【料金】無料

    【駐車場】第1・第2駐車場 (約70台駐車可能)

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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ライタープロフィール

横上菜月

横上菜月

横浜市出身。会社員をしながら、旅と取材をライフワークとして活動中の理系出身ライター。出張で日本各地を飛び回っている。ローカルスポットならではの風情を感じる旅が好み。取材を通して出会った人々の想いを引き出し形にすることを大切にしている。