福岡発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
関門橋を渡り一気に下関へ。 朝から下関名物のフグを堪能したあとは、唐戸市場から歩いて行ける水族館や遊園地で遊ぶ。 それから門司港へ。関門トンネルをくぐって、港町の情緒たっぷりの門司港周辺でのランチと散策。 下関と門司の2つの港町でまる一日楽しもう。 文/寺脇あゆ子
本州と九州を結ぶ多くの新幹線列車が発着し、ビジネスマンや観光客など、多く人々が足を運ぶ活気のある駅。 徒歩5分圏内にレンタカー会社各社の営業所がある。 営業所で手続をして借り出し、返却は同じ営業所または別の営業所で行う。 軽自動車からワゴン、エコカーまであらゆる車種が揃う。
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絶景ポイント 関門自動車道 めかりPA(上り線)
瀬戸内海国立公園内にある九州最後のパーキングエリア。 1973(昭和48年)の開通時は東洋一の長さであった関門橋を眺めながら、下関名物のフグ料理、門司港名物の焼きカレーなどが楽しめる「レストラン三井倶楽部」も人気だ。 一般道から門司港ICに入っても、めかりPAは利用できないのでご注意を。
一般客も買い物が楽しめる地方卸売市場。 農産物の直売所もあり、漁業者と農業者が軒を連ねて販売しているのはめずらしい。 朝7時くらいまではプロの料理人、9時以降は地元客や観光客で込み合うため、7時から9時の時間帯に訪れるのが狙い目。 金曜から日曜の3日間と祝日には、寿司、海鮮丼、フグ汁などの屋台が出店し、多くの客でにぎわう。 2階には回転寿司や定食などが楽しめる飲食店もある。
唐戸市場2階にある「市場食堂 よし」は、市場に仕入れに訪れるプロの料理人からも支持される魚料理の店。 海鮮丼や、よし定食など下関名物フグ料理も楽しめる。
週末(金・土・日曜)及び祝日には、唐戸市場1階が海鮮屋台「活きいき馬関街(ばかんがい)」に変身。 市場の活気あふれる雰囲気の中、新鮮な魚介で握る寿司や味噌汁、唐揚げ、フグ刺しなどが楽しめる。
100種類以上のフグを展示するほか、関門海峡の渦を再現する「関門海峡潮流水槽」をはじめ、下関ならではの趣向を凝らした展示が人気。 日本最大規模のペンギン展示施設「ペンギン村」では、ペンギンたちのイキイキとした姿を観察することができる。 また、イルカとアシカのステージが楽しめる「アクアシアター」、バブルリングのパフォーマンスが評判の「スナメリ」など、見どころいっぱい。
亜南極ゾーンにある深さ約6m、水量約700tのペンギンプールは世界最大級。 そのプールを飛ぶように泳ぎまわるペンギンを、海中トンネルなどさまざまな角度から観察することができる。 集団遊泳「ペンギン大編隊」は必見!
季節によってさまざまなイベントを開催(いずれも当日先着順)。
平成25年(2013)9月、「海響館」のすぐ隣にオープンしたアミューズメント施設。 関門海峡を一望できる全高約60mの「大観覧車」をはじめ、メリーゴーラウンドやバッテリーカーなど、11のアトラクションがそろう。 アトラクションは有料だが、入場は無料。 フグと観覧車が合体したゆるキャラ「からっとくん」にも注目!
「海響館」から「はい!からっと横丁」までの途中にあるのは、芝生の「唐戸親水緑地」。 一角には平成25年(2013)春まで路線バスとして下関市内を走り、惜しまれつつその役割を終えたロンドンバスが展示されている。
輪投げやボール投げなどのカーニバルゲームが集結する「ダウンタウン」。 子どもから大人まで楽しめるさまざまなゲームで、縁日気分を満喫しよう。
門司港エリアで約40年続く食事&喫茶の店。 自宅兼料亭だった築50年以上の建物に移って10余年が経つ。 家具や調度品の中には、料亭時代から使われているものも。 1階はカフェスペース、2階は和室や洋室でゆっくりと食事を楽しむことができる。 メニューは、地元の農家から届く減農薬有機野菜を使った身体にやさしい料理が中心。 食事なしのカフェ利用もできる。
創業当時から約30年愛され続ける「カレーグラタン」。 3分づき米の上に大豆、昆布、こんにゃく、揚げた餅などのたっぷりの具、カレーソースとチーズをのせて焼いた名物メニュー。
ハンバーグやカレーなど、洋食メニューが有名なこの店の隠れた人気メニューがこの「手打ち十割そば」。 石臼で自家製粉したそば粉を使って手打ちしたそばは、コシがあり香り豊かな逸品。
明治22年(1989)に開港した門司港。 この界隈には、明治から大正にかけて、海運会社や商社など、多くの西洋建築物が建てられた。 それらを修復、復元したのが「門司港レトロ」。 JR門司港駅は現在、大規模保存修理工事中(2019年3月までの予定)だが、「旧門司三井倶楽部」や「旧大阪商船」、「旧門司税関」など見どころ満載。 界隈には高感度な雑貨店やカフェなども点在している。
オレンジ色のタイルと白い石の帯が印象的な「旧大阪商船」。 大正6年(1917)建築の大阪商船門司支店を修復したもので、現在は1階に「わたせせいぞうと海のギャラリー」、2階に貸ホールがある。
昭和初期に建てられた「新海運ビル」(西海岸1-4-16)は、個性的な雑貨店やカフェが集まる注目スポット。ショップごとに定休日が異なる(週の前半の場合が多い)ので、お目当ての店がある場合は事前にチェックしてから出かけよう。
大正初期、帝国麦酒の工場施設として建てられた煉瓦造の建物群。 その後、サッポロビールの九州工場の醸造施設として利用されていたが、平成12年(2000)に閉鎖となり、この地におけるビール製造の歴史に幕を閉じた。 工場跡地に残された4棟の建物は、「門司赤煉瓦プレイス」として保存されることに。 現在は、観光スポットとして、また各種イベント、映画やテレビの撮影など、さまざまな用途に利用されている。
サッポロビール九州工場の事務所跡を利用した「北九州市門司麦酒煉瓦館」。 日本における最初期の鉱滓煉瓦建物で、この地におけるビールづくりの歴史などを展示している。
「北九州市門司麦酒煉瓦館」と「旧サッポロビール醸造棟」の間の通路も風情たっぷり。 「旧サッポロビール醸造棟」には、オープンテラスを設けた「Café de Brique」があり、店内にはドイツ製のビール醸造機器が展示されている。
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海沿いを走る唐津街道を抜けて東松浦半島へ。 「呼子朝市」では目の前でさばいてくれる海鮮を味わい、露店のおばあちゃんの元気な声を聞く。 海の見える食事処「いか本家」で、呼子名物いかの活きづくりを堪能し、恋人の聖地「波戸岬」へ。 呼子大橋を渡り、「風の見える丘公園」のレストハウスでひと休み。 縁結びの「田島神社」に参った後は、夕日の美しい呼子大橋へ。
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