北海道発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
更新:2021年03月25日
進化を続ける札幌市円山動物園。2018年にはホッキョクグマ館が大幅リニューアル、2019年にはゾウ舎が新たにオープンし、動物たちの展示方法もどんどん新しいものになっています。北国ならでは、生き生きと活動する動物たちに会いに出かけましょ!※2021年4月19日(月)より、入園は完全予約制となります。詳細は公式サイトをご確認ください。https://www.city.sapporo.jp/zoo/index.html
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札幌市円山動物園は、ほ乳類、鳥類、爬虫類など動物約170種、900点を飼育する動物園。札幌市街地近くにある、札幌市民の癒しのスポットです。近年は札幌市民のほかに北海道内・外からの観光客も訪れるようになりました。人気の秘訣は、動物が本来暮らしている環境にできるだけ近づけた生息環境展示と、迫力ある姿を見て感じることができる「みんなのドキドキ体験」などのイベントです。生き生きとした動物たちの姿を楽しめるとともに、息づかいがわかるほど間近で見ることができます。円山動物園が開園したのは、1951年のこどもの日。この一年前に、上野動物園の移動動物園を札幌で開催したところ、とても好評だったため、札幌にも常設の動物園を作ろうということになりました。開園当初は鬱蒼とした原生林が広がる中に、ヒグマのつがいとエゾシカ、オオワシが展示されているだけだったようです。その後ゾウがやってくるなど、動物の充実と施設の整備が図られ、1974年には当時の札幌の総人口と同等の約124万人もの人が来園するようになり、街中の動物園として定着しました。ただ、その後は旧態依然とした動物園の姿に魅力が薄れ、入園者数が落ち込んでしまいました。そこで近年は、希少動物の繁殖活動とともに、施設の改修や展示方法の見直しをしています。札幌の街中近くにある“都会のオアシス”として、円山動物園は幅広い世代に愛されています。
円山動物園に行くなら「みんなのドキドキ体験」は見逃せません。これは、動物たちの行動を間近で見ることができるほか、飼育専門員による動物の生態などの詳しい解説を聞きながら見学できるイベントです。動物たちの行動を間近で見ることができる場面、おやつや食事の時間など、時間限定で開催される企画が満載。たとえば、ユキヒョウやトラなどの迫力ある食事風景をガラス越しに観察できたり、体験メニューではモルモットとのふれあいや、リスザルにエサやりをするなど、トビやフクロウなど猛禽類の飛翔を間近で眺められるほかにも、人気のホッキョクグマに飼育専門員が生態などを解説するイベントなど、動物の本来の生活環境や習慣を活かしたバリエーション豊かな内容に溢れています。また、植物や昆虫を観察する「森の散策タイム」や、普段は公開していない動物のエサを保管している冷蔵庫や冷凍庫を案内する「冷蔵庫ツアー~まんまみぃよ!」などの専門ガイドによる体験ツアーも人気。毎日さまざまな動物のドキドキ体験がありますが、常日頃行われているわけではありません。どの動物がいつ、ということを予めチェックをしてから園内をめぐると効率よく楽しむことができます。ただし、天候や動物の体調などのため当日変更になる場合も。急な追加や変更は園内の放送でも流れるので、見学中も要チェックです。円山動物園の敷地は縦長で入口付近から奥に向かって坂になっています。端と端を行ったり来たりにならないように、時間と場所をチェックしてからめぐるのがおすすめです。ただし、動物の体調などの都合で中止になる場合や、急遽追加になる場合もあります。詳細は公式ホームページの情報をチェックして出かけましょう。
一日を通してゆっくり見学できるように、円山動物園には休憩スポットや食事を楽しめる施設も充実しています。現在(2019年)は6つの休憩所が設けられており、各ゾーンに点在しているので休憩するために入り口まで戻らなくていいのはうれしいポイント。円山動物園の動物たちをイメージしたどうぶつメニューや季節ごとに変わるデザートメニューがおもしろい「ネイチャーカフェ・アース」、本格挽きたてコーヒーと食事が手軽に楽しめる「ズーカフェ」、北海道ラーメンやジンギスカン丼が味わえる「ファミリーショップもりやま」など思い出に残りそうな素敵なカフェやレストランの数々が出店。ひと通り見学し終えたら、最後のお楽しみはお土産探し。正門側のオフィシャルショップでは、かわいらしい動物たちをモチーフにしたグッズやお菓子などを多数販売しています。
■円山動物園 【住所】北海道札幌市中央区宮ヶ丘3-1【開園時間】9時30分~16時30分(3~10月)、9時30分~16時(11~2月)※最終入園は閉園30分前まで【休園日】毎月第2・第4水曜日(祝日の場合は翌日)、4月・11月第2水曜日を含むその週の月~金曜日、12月29日~31日【入園料】高校生以上600円、中学生以下無料(中学生は生徒手帳の提示が必要) 【駐車料金】普通車1台700円【問い合わせ(TEL)】011-621-1426【公式サイト】https://www.city.sapporo.jp/zoo
車・レンタカーで
札幌駅南口から約15分、地下鉄円山公園駅から約5分 駐車場は、円山動物園に隣接した駐車場(円山公園第1駐車場又は第2駐車場)を利用
バスで
札幌駅から/ぶらり札幌観光バス(6月1日~9月30日)「動物園正門前」バス停下車すぐ、地下鉄円山公園駅から/ぶらり札幌観光バス(6月1日~9月30日)「動物園正門前」バス停下車すぐ [円15]動物園線「動物園前」バス停下車すぐ [円14]荒井山線「総合グラウンド前」バス停下車、徒歩約5分
雨の日や真冬でも見学できますか?
円山動物園は雨や雪を気にせず、建物の中からも動物を観察できる全天候型の施設です。
園内での飲食はできますか?
はい、可能です。園内にある芝生の上などで食べてかまいません。ただし、園内にある食事処などへの飲食物の持ち込みはできません。