江戸時代の万治年間、有田郷が大干ばつとなった際に行われた雨乞い浮立(ふりゅう)が始まり。約100人が鉦(かね)や太鼓、笛を鳴らして地区内を巡り、会場となる龍泉寺へ。見どころの一つである「ドテマカショ」では、境内で二手に分かれた男たちが鉦を奪い合う。竹ざおにつけられた花火が火花を散らし、盛り上がるはやしとともに、鉦の突き手と担ぎ手が何度も激しくぶつかり合う。十八夜のクライマックスとなるのは、境内中央に設置された高さ約10メートルの三段式回転花火「ジャーモン」と打ち上げ花火。火の粉を噴き上げながら回転するジャーモンは、観客を興奮させる。