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安田のシヌグ(あだのしぬぐ)ヤンバルの地に約400年続く伝統行事

国頭村|【更新日】2025年7月13日

安田のシヌグ(あだのしぬぐ)ヤンバルの地に約400年続く伝統行事

ヤンバルの地、国頭村の安田に400年近く続く伝統行事「安田のシヌグ」。国の重要無形民俗文化財に指定されています。

草木をまとって神となった男たち、古舞踊を舞う女たち、独特の雰囲気あふれる豊年祈願の儀式をご紹介します。

目次

400年余り、安田に伝わる伝統行事「シヌグ」

安田のシヌグ

本島北部、国頭(くにがみ)村の東海岸、安田(あだ)地区に伝わる伝統行事です。毎年旧暦7月の最初の亥(い)の日から2日間行われ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

シヌグは、無病息災や五穀豊穣を祈願する行事で、隔年で「ウフ(大)シヌグ」と「シヌグンクヮー(小)」が開催されます。

シヌグンクヮーは、海神(女性)をメインにした行事で「ヤマシシトエー(イノシシ捕り)」と「ユートエー(魚捕り)」で豊年を祈願します。

ウフシヌグの主な行事は「ヤマヌブイ(山登り)」。メーバ(集落の西)、ササ(集落の北)、ヤマナス(集落の南)の3ヶ所の山に入った男たちが、つる草や草木を身に付けて神となって下山します。集落で神として迎えられ、人々を草木ではたいて邪気を払います。

無病息災と豊漁を願う古舞踊「ウシデーク」

夜、伝統の古舞踊「ウシデーク」を踊る女性

夜になると女性は伝統の古舞踊「ウシデーク」を歌い踊り、無病息災や豊漁を神に祈ります。

シヌグンクヮーでは「ヤマシシトエー(イノシシ捕り)」と「ユートエー(魚捕り)」で豊年を祈願します。
自然豊かなヤンバルの地で行われる神聖な伝統行事なので、マナーを守って見学しましょう。

安田のシヌグの基本情報

  • 【開催地】
    国頭村安田公民館 (国頭村安田858)

    【問い合わせ】
    国頭村役場 電話:0980-41-2101

    【交通アクセス】
    国頭村安田までは那覇空港から沖縄自動車道経由で約125キロ、車で約2時間30分。許田ICで下りて、国道58号線を北上、県道2号線に右折して東海岸へ。

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。