1. 冬もJR花咲線に乗ろう! 根室-釧路間を走る普通列車が観光列車になる取り組みが、2019年春まで継続決定

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冬もJR花咲線に乗ろう! 根室-釧路間を走る普通列車が観光列車になる取り組みが、2019年春まで継続決定

【投稿日】2018年12月26日(水)| 北海道発

JR花咲線観光列車

北海道の東側、太平洋沿岸に位置する海の街・釧路と根室を結ぶJR花咲線を舞台に、2018年6月~11月まで行われた「普通列車を観光列車にする取り組み」が、引き続き2019年3月まで継続することになりました。

この取り組みは、沿線地域の住民とJR北海道が協力して、地域活性化のためアイデアを出してきたものが形になったもの。この冬、道東旅行を考えている人にもおすすめです。

花咲線

一番のポイントは、沿線の見所を“ゆっくり”と眺められること。期間中の普通列車のうち毎日上下各1本を対象に、花咲線が通過する名所やイチオシスポットで速度を時速約30キロに落として走ります。

ゆっくりと走るのは、ラムサール条約湿地とされている厚岸~糸魚沢(いといざわ)間の別寒辺牛湿原(べかんべうししつげん)と別当賀(べっとが)~落石間の落石海岸。そしてこの冬、新たに門静(もんしず)~厚岸間(厚岸湾の大パノラマ)が追加されました。

自然が生んだ絶景を、車窓からのんびりと眺められるほか、ゆっくりと走るので写真におさめることもできそうです。

花咲線2

また、 夏季は「日本最東端の駅」の看板がある東根室駅で、記念撮影などの配慮で停車時間を通常よりも拡大しておりましたが、冬季は風雪の影響が強いため通常の停車時間に戻るので注意が必要です。

さらに、この列車を対象に根室駅、東根室駅、厚岸駅の3カ所でご当地弁当の出張販売も実施。事前予約制にはなりますが、「焼きさんま寿司」(根室駅・東根室駅)や「かきめし」(厚岸駅)など魅力的な弁当ばかりなので、車窓からの景色とともにぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

花咲線3

さらに、JR北海道釧路支社社員のアイデアをもとに、「音声ガイド」GPSアプリによるガイドサービスも導入。

こちらは自身のスマートフォンやタブレットに無料アプリ「SkyDesk Media Trek」(富士ゼロックス㈱提供)をダウンロードし、当アプリを立ち上げることでエリアの見所や概要を日本語を含む4カ国語で説明してくれるというもの。上り列車は東釧路駅、厚岸~糸魚沢駅間、別当賀駅~落石駅間、東根室駅、下り列車は東釧路駅、別当賀駅~落石駅間、厚岸~糸魚沢駅間、別保駅で音声ガイダンスが流れます。説明があれば、より一層と列車の旅が充実しそうです。

JR花咲線観光列車

このほか、2018年11月1日(木)より新たなラッピング列車が登場! 運行スケジュールなどについてはJR北海道公式サイトをチェックしてみてくださいね。

魅力いっぱいの道東へ、列車の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

■JR花咲線「普通列車を観光列車にする取り組み」
【実施期間】2018年6月1日(金)~2019年3月末(予定)
 ※ご当地弁当の出張販売は通年
 ※「音声ガイド」GPSアプリによるガイドサービスは通年
【対象区間】釧路駅~根室駅
【JR北海道 公式サイト】http://www.jrhokkaido.co.jp/index.html

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