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阿寒湖上に咲く「フロストフラワー」 。ガラス細工のように美しい冬の花に注目!
【投稿日】2017年01月03日(火)| 北海道発

真冬の阿寒湖。厳寒の朝、いくつかの気象条件が重なった時だけに咲く“氷上の花”が、幻想的で美しいと話題になっている。
その名は、「フロストフラワー」。湖面を覆う氷の上で水蒸気が氷の結晶を作り、この霜が針状・羽毛状にふわりと広がるその姿がまるで花のように見えることから、“フラワー”と名が付いた自然現象だ。北海道民でも意外と知る人の少ない、限られた時期・場所だけで見られる天然の氷の芸術。別名、「霜の花」「冬の華」とも呼ばれている。
道東の阿寒湖は、このレアな花が一面に咲く光景を見られる、知る人ぞ知るスポット。湖に薄氷が張った頃、天候が穏やかで、マイナス15℃前後以下まで冷え込んだ早朝に、発生することが多い。
~見渡せば、阿寒の大パノラマ・あかん遊久の里 鶴雅~
阿寒湖の絶景の中で過ごす大人の一日

近年の発生率は約20%と、それほど高くはない。そこで阿寒湖を訪れてフロストフラワーに出会えたならば、かなりラッキーだ。湖畔にはホテルや旅館が立ち並ぶ阿寒湖温泉街が広がっているので、連泊して遭遇確率を上げ、チャンスを狙うのもおすすめ。
また、フロストフラワーを見つけに行くなら、阿寒湖観光協会が冬季に実施している「白銀の阿寒湖 早朝散歩ツアー」に参加するのもひとつの手段。周辺の自然に詳しいガイドに案内してもらいながら、早起きし寒さの中を歩いたご褒美のような、息を飲む光景を見ることができる。こちらも、どのような自然現象が見られるかは気象次第。フロストフラワーのほかにも、朝焼けの湖のたたずまいや、雪原の風景、霧氷、ダイヤモンドダストなど、その時々で違った顔を見せる阿寒湖に出会える。

▲気温が上がると消えてしまう、その繊細さも魅力
■阿寒湖観光協会「白銀の阿寒湖 早朝散歩ツアー」
【開催時期】2017年1月10日(土)~3月31日(金)
【出発時間】6時30分
【体験場所】阿寒湖周辺
【所要時間】1時間
【定員】10名
【料金】ガイド料、保険料が必要
【備考】荒天時は中止となる
【公式サイト】https://kam-kankouken.jp/reservation/?m=pc&a=page_product_details&id=115(阿寒湖観光協会)

~見渡せば、阿寒の大パノラマ・あかん遊久の里 鶴雅~
阿寒湖の絶景の中で過ごす大人の一日