
武雄市にある国登録記念物の庭園「御船山楽園」では、平成28年(2016)5月8日(日)までの期間、「御船山楽園 花まつり」が開催されている。
神功天皇が新羅からの帰りに“御船”をつないだことから名付けられたといわれる「御船山」を含むこの大庭園は、弘化2年(1845)に鍋島茂義によって創設されたもの。中国の山水画のような標高210メートルの山の麓は、さまざまな色のつつじや樹齢170年の大藤、約5000本の桜などが咲く花の名所となっている。
中でも色とりどりの久留米つつじが咲くすり鉢状の「つつじ谷」は、御船山楽園を代表する春の眺め。ほかにも、平戸つつじ群生地や平戸つつじの花見台、推定樹齢200年ともいわれる大つつじなどが、4月から5月にかけて次々と見ごろを迎える。
また、期間中は夜間の「つつじと大藤と春もみじのライトアップ」が実施されるほか、造園当初からある「萩野尾 御茶屋」が期間限定で公開。縁側で粉茶や団子、ぜんざいなどが味わえる。歴史ある名勝地で、季節の絶景を堪能できるイベントだ。
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