作って食べて学べる!体験型ミュージアム「鈴廣かまぼこ博物館」
小田原市|【更新日】2023年4月9日

普段は知りえない、かまぼこの情報が詰まった「鈴廣かまぼこ博物館」。
かまぼこを通して学ぶ栄養学に大人も子供も興味津々!
展示物を見て回るだけでも物知りになれそうなエリアから、実際に調理してかまぼこを作る体験教室までご紹介します。
目次
かまぼこ栄養学は奥が深い!科学的に学べる仕掛け
かまぼこの歴史から伝統の技を伝える1階フロア
受付がある1階では、かまぼこの歴史や作られる工程などの情報が展示されています。
かまぼこに使われるたくさんの種類の魚など、展示物は図解や模型で見ごたえあり!
体験教室は1階と3階にあり、スケジュールの確認は受付近くのモニターでも可能です。ミュージアムショップもこのフロアにありますよ。
手で動かして遊びながら知る、かまぼこの由来
博物館では、手で動かすと隠された情報が出て来るような仕掛けが各所に設置されています。
押したり開いたり、宝探しのような感覚で知識が出て来る仕組みは多種多様。
同じものは無く、それぞれに工夫がされています。
国家資格を持つかまぼこ職人の技を見学!
実は、かまぼこ作りには国家資格があります。
正式な名称は「水産練り製品製造技能士」と言う、知識と技術が無いと得られない資格です。
かまぼこは、技術の腕前でも味に違いが出るのだとか。1階フロアでは、技術を持った技能士達の技が窓越しに見学できますよ。
おいしさの秘密は水と魚!分かりやすい模型で知る知識
3階のフロアは、かまぼこの栄養学がメインフロア。
かまぼこの食感や味にかかわる素材の要素として、水と魚を中心に科学的な成分の内容について解説されています。
難しい科学の内容も大変分かりやすくイメージできるように、ここでも分かりやすい模型や動かす仕掛けが使われていますよ。
あのかまぼこ板でここまで出来る!?驚きのアート作品
通路になっている2階エリアは壁一面にアート作品が
博物館は1階の天井部分がふきぬけ構造になっていて、通路のみの2階から1階が見下ろせるようになっています。
通路の壁側は「かまぼこ板絵美術館」となっていて、壁一面にかまぼこ板アートがずらり。
飾られている作品は、1982年から行われている「小さな美術展かまぼこ板絵国際コンクール」のもの。
通路に飾られた色々な作品は、日々訪れる人を楽しませています。
芸術作品からハッと驚く面白いものまで盛りだくさん
かまぼこ板絵美術館に飾られている作品はどれも力作!
現代アートを思わせるものから可愛らしいものまでジャンルも幅広く、造形のバリエーションも豊かです。
作られた方々の想像力と工夫に感嘆してしまうひと時。驚く作品がたくさん見られますよ。
楽しく作って知識も身に付く「あげかま手づくり体験教室」
先生の説明が上手!短い時間で一品が作れる体験教室
粉末のすりみパウダーを使って作るあげかま作り体験は、短い時間であげかまが2本作れるお手軽な体験プログラムです。
先生がテキパキと教えて実践してくれるので、作る楽しさを快適に体験できますよ。
揚げるところは先生が担当されるので、小さなお子様から参加可能。
好きな具材をあげかまに入れられるので、お気に入りの1品ができ上がります。
簡単なモチーフでも、ちょっとしたコツが必要
丸い形や三角など、とてもシンプルな形でも難しいかまぼこの成形。
かまぼこの練りネタには粘度があるので、イメージする形に整えるには少しコツが必要です。
途中でかまぼこについての短い動画の上映もあり、体験しながら学べるようになっていますよ。
体験後には美味しい揚げたてを味わえる
揚げたての美味しさは格別!2本のあげかまを貰って体験が終了です。
教室を出たら休憩エリアがあるので、そこで座ってゆっくりと食べられますよ。小腹が満足するボリュームがあります。
親子ではもちろん、グループやカップルでも楽しめる体験プログラムが博物館には複数あるので、ぜひチャレンジしてみてください。
ちょっとした小話が面白い!ガイドツアー
鈴廣かまぼこの里では、かまぼこソムリエが案内するガイドツアー(30分間)があります。
ガイドでは小話を加えながら博物館の各展示の概要を教えてくれるので、広い館内をどう進もうかと迷う人にはピッタリ。
短い時間で楽しく知識が身に付きますよ。
各回先着10名様までの無料のツアーなので、開催スケジュールを事前にチェックしておくと予約がスムーズです。
館内は知識の宝庫!あなたもかまぼこ博士になれるかも?
あれもこれも知らなかった知識がいっぱい!「鈴廣かまぼこ博物館」はかまぼこの魅力が詰まった博物館です。
切り方や保存の仕方など身近な情報まであり、得た知識でかまぼこの食べ方まで変わってしまうほど。
子供でも分かるように優しい切り口で解説されていますが、内容は大人でも知らないことばかりでためになります。
今後の進化も楽しみなかまぼこフードの世界を知ることができる体験型ミュージアムを、ぜひ訪れてみてくださいね!
鈴廣かまぼこ博物館へのアクセス
- 【住所】
神奈川県小田原市風祭245
JR東海道線・小田急線小田原駅より箱根登山鉄道「風祭駅」下車、徒歩約2【料金】入館無料 (体験料金は有料、各種あり)
【駐車場】あり 無料
【営業時間】9:00~17:00
【公式サイト】https://www.kamaboko.com/sato/
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。