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湯河原に静かにたたずむ「不動滝」足湯も楽しめる癒しスポット

湯河原町|【更新日】2023年4月9日

湯河原に静かにたたずむ「不動滝」足湯も楽しめる癒しスポット

湯河原駅から奥湯河原へ向かう途中にある、湯河原5大滝のひとつ「不動滝」。

バスや車でアクセスしやすい場所ですが、静寂な雰囲気がただよっていて癒し効果はばっちりです。

滝の両側に祀られている石仏や茶屋など滝以外の楽しみも。そんな、不動滝の魅力をお届けします。

目次

バス停からすぐ!高さ15メートルの不動滝

小ぶりながらも豊かな水量

不動滝8

不動滝の落差は15メートル。小ぶりですが、水量は豊かで轟々と流れ落ちる姿は迫力満点です。

滝の目の前に低い橋が架かっているので、水が流れる様子を間近で見ることができますよ。

周りには木々が茂っていて、滝と緑が放つマイナスイオンに癒されること間違いなしです。

階段を登ってすぐに到着、あたりは小庭園風

不動滝

湯河原駅から奥湯河原方面のバスに乗って不動滝で下車すると、道路の向かい側に滝への案内板が出ています。

案内板が指す通りに進むと、1分もかからずに滝が見えてきますよ。

滝まではなだらかな石の階段が続いていて、苔むした岩壁が厳かな雰囲気。朱色の手すりと竹の柵も相まって日本庭園を思わせます。

滝壺は、鉱物「湯河原沸石」の採掘場所

不動滝2

不動滝がある崖は、湯河原火山の噴出物で構成されていると言われています。以前は、滝壺の周囲にある岩盤から白い結晶がまだらに入った沸石が採れていました。

不動滝で採れたものは「湯河原沸石」と名付けられ、町指定の天然記念物になっています。

戦前の崖崩れで現れた!?滝の両側に石仏発見

滝壺のほとりに祀られる「不動明王」

不動滝3

滝壺の左側に小さい石仏が祀られています。不動滝の名前の由来にもなっている「不動明王」です。

太宰治と一緒に不動滝を訪れた山岸外史の著書『人間太宰治』によると、戦前の暴風雨による崖崩れで現れたとのこと。

不動明王像の左上には「身代わり不動尊」も祀られています。

どちらも柵があって近くまではいけませんが、その姿は遠くからでもしっかりと見ることができますよ。

苔むした鳥居をくぐると「出世大黒尊」が

不動滝4

「不動明王」と逆側、滝の右側には「出世不動尊」が祀られていて、その近くにある苔むした鳥居をくぐって階段を上ると、「出世大黒尊」が。

どちらも目の前まで行くことができるので、出世を祈願してみてはいかがでしょう。出世大黒尊から見下ろす不動滝も見事です。

夏目漱石の絶筆『明暗』にも登場している不動滝

不動滝5

近代日本文学の文豪、夏目漱石の最後の作品『明暗』には、主人公が不動滝へ向かう場面があります。

漱石はリウマチ治療のために不動滝の近くにあった天野屋に宿泊し、小説を執筆していました。

未完の作品ではありますが、『明暗』を読んでから不動滝を訪れ、漱石の時代に思いを馳せると、旅情がそそられます。

不動滝茶屋で、足湯につかりながら一休み

滝の目の前には趣ある茶屋

不動滝6

バス停から不動滝までの間に、情緒ある「不動滝茶屋」があります。

甘酒やおしるこ、うどんなどが販売されていました。澄み渡る空気の中、小腹を満たすのにおすすめですよ。

茶屋に足湯も!湯気と滝のマイナスイオンに癒される

不動滝7

茶屋の前には、源泉掛け流しの足湯もありました。茶屋を利用した人に限って100円で入浴可能。

温泉から立ち上る湯気と木漏れ日が織りなす美しい景色を眺めながら、ぜひ一息ついてください。マイナスイオンをたっぷり感じながらリフレッシュできますよ。

癒し効果に、ご利益も期待!湯河原旅行では不動滝を訪れよう

滝と自然に癒されるだけでなく、厄除けや出世祈願もできる不動滝。バス停からすぐの場所で、気軽に立ち寄れます。

滝までの高低差が少ないこともあり、ご高齢の方やお子さんでも疲れる心配がありません。ぜひ足を運んでみてくださいね。

不動滝へのアクセス

  • 【住所】

    神奈川県足柄下郡湯河原町宮上750

    【料金】なし

    【駐車場】あり

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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