迫力満点の旭滝を真横から楽しもう!伊豆・修善寺の穴場な癒しスポット
伊豆市|【更新日】2023年3月9日

修善寺温泉街から車で約10分のところにある旭滝は、知る人ぞ知る観光スポット。
森の中に突然現れる滝は、国道からも近く気軽に立ち寄れて、遊歩道や展望台など観光地としての整備もされています。
紅葉の時期にはライトアップも行われ、滝のふもとには伊豆有数のパワースポット神社もあります。今回は隠れた観光名所、旭滝の魅力を紹介します。
目次
伊豆観光の穴場「旭滝」の見どころ
迫力満点!真横から楽しめる珍しい滝
今回の伊豆・修善寺取材にあたって、伊豆観光協会修善寺支部の小暮さんに事前にお話を伺ったところ「旭滝」がおすすめとのこと。
真東を向いた滝が朝日を受けて輝くことから旭滝の名がつけられました。全国的に有名な浄蓮の滝に比べると、知名度も高くなく観光客もそれほど多くありません。
落差105メートル!森を流れ落ちる渓流水に思わずため息
あまり知られていないスポットということで、期待半分、不安半分で訪れてみましたが駐車場から滝の姿が目に入ると思わず「おお!」と声が出るほどの迫力。
落差は105メートルで普段は穏やかな滝ですが、雨が降った後などは水量が増し迫力の顔を見せてくれます。目の前にするとその落差に圧倒されてしまいます。
滝全体が美しい「柱状節理」でできている
滝の表面の岩が細胞状に見えるのがお分かりでしょうか。これは柱状節理といって、溶岩が冷え固まった際にこのように規則的な形になるそうです。
旭滝の場合、柱を横にスパッと切ったようで、自然が作ったタイルのように美しく見えます。
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澄んだ空気を感じながら遊歩道を歩く
まるで庭園のような小径
階段を登っていくと小径に出ます。大人1人が通れるほどの遊歩道の先に滝の姿が。
マイナスイオンたっぷりの空気を感じながら滝に向かいます。この遊歩道は滝の下と真横に繋がっています。
遊歩道の途中に並ぶ7基の無縫塔
かつて旭滝の下には瀧源寺という普化宗のお寺がありました。
普化宗は禅宗の一派で、その歴代の住職のお墓がこの7基の無縫塔です。ちなみに瀧源寺のお坊さんは、尺八と編み笠姿で有名な虚無僧でした。
清流を辿るように小径を上がると滝の間近に出ます。小さなアーチ橋もあり、よく手入れされた庭のような雰囲気。
12月上旬~中旬はモミジの見ごろで、滝と紅葉の絶景が楽しめます。
手が届きそう!滝を真横から楽しもう
旭滝でおすすめしたいのが遊歩道の展望スポット。遊歩道を歩いていくと滝の真横にある展望台に出ます。
滝まで2、3メートル、手の届くような距離から流れを楽しむことができます。
見逃せない秋の紅葉ライトアップ
2021年より旭滝では夜間のライトアップを行っています。
滝全体はフルカラーLED、周辺のモミジは8台のスポットライトで照らし、夜は幻想的な姿に。日没から21時まで、紅葉の時期に楽しめます。
虚無僧が旭滝を唄った「瀧落之曲」
無縫塔でもお伝えしましたが、旭滝は虚無僧と縁のある場所です。
尺八の名曲「瀧落之曲」は瀧源寺の住職が、何段にも渡って水が流れ落ちる様を尺八で表現したもの。この曲を尺八奏者が旭瀧で奉納演奏することもあるそうです。
旭滝のお隣、パワースポット「大平神社」へお参り
旭滝の入り口に「大平(おおだいら)神社」があります。御祭神は天地生成の神である「高皇産霊神(タカミムスビノカミ)」。
大平神社は伊豆有数のパワースポットで、写真撮影でオーラのようなものが写ることもあるようです。旭滝で浄化されたあとは、大平神社でエネルギー充填するのもいいですね。
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修善寺を訪れたら、旭滝へ自然を感じに行こう
今回ご紹介した旭滝は地元の人でもあまり知らない穴場ですが、観光スポットとしてしっかり整備され、迫力の滝と癒しの森をゆっくり楽しむことができます。
朝に訪れて太陽に輝く滝を楽しむのもいいですし、ライトアップされた夜の幻想的な姿も見逃せません。
修善寺温泉街から車でたったの10分で癒しの空間が楽しめる旭滝は、伊豆通の方以外も伊豆観光の道程に入れておきたい場所です。
旭滝へのアクセス
- 【住所】
静岡県伊豆市大平
【料金】 なし
【駐車場】 あり
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。