1. cafeゴリョウ|富良野の懐かしい景色がそこにある。自家栽培の野菜は、まさにごちそう

cafeゴリョウ|富良野の懐かしい景色がそこにある。自家栽培の野菜は、まさにごちそう

【投稿日】2017年11月27日(月)| 北海道発

cafeゴリョウ

JR富良野駅から車を走らせること約15分。夏は深緑、冬は白銀の世界が広がる上御料(かみごりょう)という場所に、足を延ばしてでも立ち寄りたい店があります。

「cafeゴリョウ」と名付けられた赤い屋根が目印のこの店は、世界各国を旅したオーナー夫妻が営む“手作り”のカフェ。

cafeゴリョウ

元々ここは、昭和4年(1929)に建てられたと言われる農家の納屋だったそう。崩れそうなほど傾きかけていた納屋をロープで引っ張り、真っ直ぐにするところからはじめ、断熱材を入れたり、電気を通したりとセルフリノベーションして平成20年(2008)の12月にカフェとしてオープンさせました。

再建にあたっては極寒との戦いなど、様々な苦労があったそう。訪れた際には、そのあたりの話をぜひお二人に聞いてみてください。オーナー夫妻はここでカフェをオープンさせる前はバックパックで世界一周旅行をしてたので、各地で目にしてきた楽しい話もきっと聞けますよ。

cafeゴリョウ

▲こちらは1階の様子。店内へは土間で靴を脱いで入ります。

北海道らしさや雰囲気を残すため、むき出しの梁はそのままにして改修。昔の造りなので少し急ではありますが、階段を上がれば2階も客席になっています。

富良野と言えばドラマ「北の国から」の舞台として有名ですが、ここの外観・内観ともに何だか「北の国から」を思い起こさせます。懐かしさを感じるからでしょうか…。

cafeゴリョウ

人気のコーヒーは、無農薬・有機栽培の東ティモール産フェアトレードコーヒーを自家焙煎して提供しています。甘みと酸味のバランスが良く、飲みやすいと評判です。コーヒーカップとソーサーもかわいくて、画になります。

ちなみにコーヒー豆の販売を行っているので、気に入ったらその場で購入できるのもうれしい限りです。

このほかドリンクメニューでは、世界を巡ったオーナー夫妻ならではの「スパイスチャイ」なども人気。カルダモンとジンジャーのみとシンプルながら、濃厚な味わいが楽しめますよ。

cafeゴリョウ

“手作り”は建物の改修だけにあらず。店内で提供しているメニューもほとんどが夫妻の手によって作られたものばかり。カフェの隣にある自家菜園で、無農薬野菜を自ら栽培。ジャガイモやトマトといったスタンダードな野菜をはじめ、世界の料理を再現するにあたって中々手に入らない野菜も栽培しています。

フードはランチ・ディナーを問わず、2種類。

1つは「日替わりごはん」で、トマトカレーやチリビーンズ、グリーンカレー、ロコモコなど約6種類から毎日日替わりで登場します。

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▲こちらはもうひとつのメニュー「ゴリョウサンド」。

北海道産小麦を使った自家製チャバタに、新鮮な夏野菜のマリネやたっぷりのキノコなど季節の素材をクリームチーズと挟んだサンドイッチです。サラダとスープが付いているのもうれしいですね。

「日替わりご飯」「ゴリョウサンド」のいずれも、肉を使用していません。野菜中心となっていて、それでいてボリュームもしっかり。体が喜ぶヘルシーな内容です。食後には焼き菓子など手作りの日替わりスイーツ(500円/税込)もぜひ。

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▲カフェのすぐ隣の母屋は、ゲストハウスとして営業しています。こちらも平成21年(2009)にご自身の手で大改装。木の温もりを感じられる素敵な空間に仕上げ、キッチンなどが自由に使えるドミトリーとなっています。女性専用ルームもあるので、安心して利用できますね。

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cafeゴリョウならびにゲストハウスは通年営業。冬は薪ストーブに火が入り、やさしい温かさの室内から真っ白な景色を楽しむことができます。夏とはまた違った魅力があるので、冬に訪れるのもおすすめです。


■cafeゴリョウ
【住所】北海道空知郡富良野市上御料
【交通】JR:根室本線富良野駅から車で約15分
【駐車場】あり(無料)
【営業時間】11時~20時(ラストオーダー19時30分)
【定休日】火曜日
【問い合わせ(TEL.)】0167-23-5139
【公式サイト】https://www.goryo.info/cafe/

【投稿日】2017年11月27日(月)【投稿者】たびらい編集部

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