
別名「あじさい寺」と呼ばれる、武雄市北方町の「杉岳不動尊大聖寺」。日本三大不動尊のひとつで、行基が開山したその歴史は1300年以上、身代わり不動として信仰を集めてきた由緒ある古刹です。
毎年6月上旬から下旬にかけて、「大聖寺あじさい祭り」を開催。杉岳山の標高350メートルにある境内や参道には約70種類、約5000株の色とりどりのアジサイが群生します。霧に包まれることが多いため、アジサイの花もちが良く、7月上旬まで楽しむことができます。
また境内には、樹齢300年以上のイチョウ、カヤ、モミジなど、県指定天然記念物の名木・古木のほか、杉の巨木の空洞の中にお社が安置された御杉堂、狩野(かのう)筆といわれる襖絵、推定樹齢500年のイヌマキなどがあります。その古い歴史ゆえの見所あふれる寺院です。