もぎ立てのりんごを好きなだけ試食。ピクニック感覚でできるりんご狩り

「まるじゅんリンゴ園」では、15種ほどの品種のりんごの樹が300本以上栽培されている。8月下旬の津軽の収穫を皮切りに、最後の富士まで収穫期は少しずつずれていくため、11月いっぱいまで楽しむことができる(平成28年については裏年なので、例年より早めの11月上旬ごろまで)。
まるじゅんリンゴ園は、現代表・小副川高浩さんの祖父にあたる先々代が昭和51年~52年(1976~1977)にかけて植栽し、同57年(1982)に観光りんご園として開園したのが始まり。隣の「マルヤスりんご園」とは、親戚で従妹同士。互いに三瀬のりんご園を受け継ぐ3代目だ。
利用客はまず体験料を支払い、持ち帰る分のみ別会計というシステムは、“もぎ立てのりんごを好きなだけ試食しながら楽しんでほしい”との思いから、開園当初から変わらない。一緒に来た人同士でりんご味わい品評しながら、ゆっくりと園内で過ごすことができる。
平日は高齢の利用客が多く、それに対して週末には、ゆっくりと試食を楽しむ家族連れでにぎわう。りんご嫌いな子どもでも、もぎたてのりんごの味に夢中になるという。園内で提供されている生ジュースやアップルパイも好評なほか、園から直接、地方の親戚や知人に発送する人も多い。