1. まるじゅんリンゴ園/三瀬

まるじゅんリンゴ園/三瀬

【投稿日】2016年11月25日(金)| 佐賀発

もぎ立てのりんごを好きなだけ試食。ピクニック感覚でできるりんご狩り

その場で好きなだけ試食できる「まるじゅんリンゴ園」

「まるじゅんリンゴ園」では、15種ほどの品種のりんごの樹が300本以上栽培されている。8月下旬の津軽の収穫を皮切りに、最後の富士まで収穫期は少しずつずれていくため、11月いっぱいまで楽しむことができる(平成28年については裏年なので、例年より早めの11月上旬ごろまで)。

まるじゅんリンゴ園は、現代表・小副川高浩さんの祖父にあたる先々代が昭和51年~52年(1976~1977)にかけて植栽し、同57年(1982)に観光りんご園として開園したのが始まり。隣の「マルヤスりんご園」とは、親戚で従妹同士。互いに三瀬のりんご園を受け継ぐ3代目だ。

利用客はまず体験料を支払い、持ち帰る分のみ別会計というシステムは、“もぎ立てのりんごを好きなだけ試食しながら楽しんでほしい”との思いから、開園当初から変わらない。一緒に来た人同士でりんご味わい品評しながら、ゆっくりと園内で過ごすことができる。

平日は高齢の利用客が多く、それに対して週末には、ゆっくりと試食を楽しむ家族連れでにぎわう。りんご嫌いな子どもでも、もぎたてのりんごの味に夢中になるという。園内で提供されている生ジュースやアップルパイも好評なほか、園から直接、地方の親戚や知人に発送する人も多い。

まるじゅんリンゴ園で味わえる生搾りジュースとアップルパイ

まるじゅんリンゴ園のもぎ立てりんごがなぜおいしいのか? ―― その理由は、スーパーや青果店に並ぶ店頭りんごと、三つの点が決定的に違うからだという。

1. 収穫から時間が経って水分が抜けている店頭のものと比べ、段違いにみずみずしい。
2. 店頭のものは表面がつやつやだが、もぎたてのりんごは「果粉」と呼ばれるさらさらの粉をまとっている。どちらも水分の蒸発を防ぐためにりんごが自ら分泌するロウ物質だが、つやつやの果粉は劣化の証だという。
3. 店頭には表皮に農薬が散布されているものもあるが、まるじゅんリンゴ園では一つずつ袋掛けするため、皮ごと丸かじりできる。

食べ頃の目安は、地色(お尻の部分の色)が黄色く色づくタイミング。同園では球回しをしないので、全面が赤くなることはない。また、保存の仕方は、なるべく酸化しないように袋に入れてしっかり縛り、冷蔵庫に入れることがポイント。常温にすると一気に劣化するといい、注意が必要だ。

【住所】
佐賀県佐賀市三瀬村藤原2377

【開園期間】
8月下旬~11月中旬

【営業時間】
9時~17時

【定休日】
不定休(雨天時及びリンゴがなくなり次第、休園あり)
※来園前に電話で確認のこと

【体験料】
中学生以上430円、4歳~小学生320円
※20人以上の団体割引あり

【メニュー例】
・リンゴの生搾りジュース 100円
・アップルパイ 150円

【電話番号(問い合わせ)】
0952-56-2244

【交通アクセス】
長崎自動車道の佐賀大和インターチェンジから、国道263号経由で約17キロ、約23分

【駐車場】
あり

⇒達人コラム「どんぐり村に三瀬そば ―― 盛りだくさんな三瀬ドライブの魅力」

【投稿日】2016年11月25日(金)【投稿者】たびらい編集部

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