夕張鹿鳴館|12月10日(日)まで、期間限定開館中
【投稿日】2017年10月27日(金)| 北海道発

夕張メロンの産地として有名な夕張市に、昭和天皇や皇后両陛下、皇太子殿下など皇族の方が利用された宿泊施設があります。かつて石炭で好景気だった頃に、北海道炭鉱汽船株式会社(北炭)が、北炭鹿の谷倶楽部として建設した「夕張鹿鳴館(ゆうばりろくめいかん)」です。
平成6年(1994)、記念館として一般公開されましたが、平成27年(2015)末を最後に、施設の損傷状況調査や修復のため一時閉鎖していたこの施設。平成29年(2017)10月20日(金)~12月10日(日)までの期間限定でオープンとなりました。この期間中は、一部の見学のみの営業です。
夕張鹿鳴館は、上品な雰囲気があふれた和風の木造平屋の建物で、上流階級の人の宿泊施設とされ、限られた人のみが知る幻の施設と言われた場所。内装も和室と洋室があり、豪華な家具など日本と西洋の文化を織り交ぜた高級感漂う空間が広がっています。
大庭園は、桜やバラ、紅葉など四季折々の季節を感じることができます。また、回廊に設置された約150点ものステンドグラスのランプは、灯りがともるとさらに素敵な雰囲気が味わえるのでおすすめ。ホールは30畳もあり、気品あふれる建物に調和されたテーブルや椅子が置かれ、かつては会議や来賓のおもてなし、舞踏会などに利用されました。現在はレストランとして利用され、結婚披露宴やショーなども行うことができ人気です。
北海道遺産や近代化産業遺産に認定されており、NHK連続テレビ小説「すずらん」に三九炭坑社長宅として放映されたことでも有名です。夕張の旬の食材を使った創作フレンチが楽しめるレストランのミレディや宿泊施設の夕山荘も併設されているので、ゆったりと麓鳴館を満喫できますよ。なお、宿泊施設、レストランは来春(2018)4月以降開館予定となっています。
雪がとけ、すべての施設がオープンとなる来春が待ち遠しいですね。
■夕張鹿鳴館
【限定開館】平成29年(2017)10月20日(金)~12月10日(日)※見学のみ営業
【住所】北海道夕張市鹿の谷2丁目
【交通】車:札幌から約1時間20分(道央自動車道 岩見沢IC経由)
JR:石勝線鹿ノ谷駅から徒歩約10分
【駐車場】専用駐車場あり 乗用車21台 大型バス専用駐車場あり
【問い合わせ】0123-52-3456(夕張リゾート予約センター)
【入館料】大人500円、小学生250円、幼児無料
【営業時間】9時30分~17時(最終入館16時30分まで)
【公式サイト】 http://www.yubari-resort.com/
【投稿日】2017年10月27日(金)【投稿者】たびらい編集部