1. 釧路市動物園|日本でも珍しい、シマフクロウを飼育している動物園

釧路市動物園|日本でも珍しい、シマフクロウを飼育している動物園

【投稿日】2019年02月13日(水)| 北海道発

シマフクロウ

北海道・道東の阿寒町にある「釧路市動物園」は、1975年に開園した48ヘクタールの広大な敷地の動物園です。2019年現在、50種類以上の動物を飼育しています。

さまざまな愛らしい動物たちがいる中でも、注目して欲しいのは「シマフクロウ」。天然記念物にも指定されており、世界で最も大型のグループに属するフクロウなんです。北海道での生息は約160羽程度といわれ、絶滅の危機に瀕しています。日本でも珍しい、シマフクロウを飼育するこの釧路市動物園は、1995年に世界で初めて飼育下での繁殖に成功し、その後も順調に繁殖を続けています。

そして、北海道の動物達を展示している「北海道ゾーン」は、まるで北海道の自然環境をそのまま模したようなダイナミックさが特徴です。このゾーンには、シマフクロウのほか、オオワシ、オジロワシなどの大型の鳥類、ガラス越しに見られるエゾヒグマ、北海道で見られるエゾフクロウなどのフクロウを集めた「ふくろうの森」、エゾリスやエゾモモンガが生息する「エゾリス舎」などがあります。

また、「タンチョウ・アオサギ観察デッキ」からは、アオサギの集団営巣地(コロニー)を望むことができ、毎年3月頃には本州から150羽~200羽が飛来し子育てをする姿が見られる場合も。

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▲2世誕生が期待されるホッキョクグマの「ミルク」と「キロル」

2018年に旅立っていったクルミの子どもミルク(メス・2012年生)が、2014年に男鹿水族館から釧路市動物園に来ました。ミルクはおもちゃでよく遊び、後ろ足で立ち上がって歩くなど、活発に動き回り、動物園の人気者。そして、2016年にはミルクのお婿さん候補として円山動物園からキロル(オス・2008年生)が来ました。ミルクも繁殖適齢期になり、2018年の春に初めて同居を試みました。ホッキョクグマのオス・メスは繁殖期しか一緒にいないため、2週間ほどで同居は終了しましたが、最初は緊張していた2頭も徐々にお互いの存在に慣れたようです。今後の2世誕生に期待しましょう。

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▲レッサーパンダのコキンは、2017年にシンゲン(オス)とキン(メス)の仔として生まれましたが、生後50日で母親のキンが急逝したため、人工哺育で育てられました。釧路市動物園では、レッサーパンダの人工哺育は初めての試み。その後すくすくと育ち、名称も一般公募によりコキンと名付けられ、2017年秋から一般公開されました。人工哺育のためか、とても人懐っこく、愛らしく動き回る姿を見せてくれます。

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▲キリンのスカイとコハネは2017年春から同居を始め、2018年に妊娠が確認されました。順調にいけば、2019年夏に出産予定とのこと。新着情報など、詳しくは公式サイトをチェック!

そのほか園内には、たくさんの遊具がある遊園地や、動物に触れあうことができるこども動物園、バーベキューコーナー(要予約)、子供の絵本がたくさんある図書室、多数の休憩場所もあり、小さな子ども連れのファミリーも安心して一日中楽しめます。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

■釧路市動物園
【住所】北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番
【営業時間】4月10日~体育の日:9時30分~16時30分※入園16時まで
      体育の日の翌日~4月9日:10時~15時30分※入園15時まで
【休園日】12月~2月の水曜日(祝祭日除く) 、年末年始(12月29日~1月2日)
【入園料金】一般580円、中学生以下無料
【交通アクセス】車:JR根室本線釧路駅から約27分
        バス:釧路駅前から路線バスで「動物園」停留所下車すぐ
【駐車場】あり(西門前市営駐車場は無料)
【問い合わせ(TEL)】0154-56-2121
【公式サイト】 http://www.city.kushiro.lg.jp/zoo/index.html


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【投稿日】2019年02月13日(水)【投稿者】たびらい編集部

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