1. 安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄|季節ごとに訪れたい美唄の静かな無料美術館

安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄|季節ごとに訪れたい美唄の静かな無料美術館

【投稿日】2022年11月09日(水)| 北海道発

安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄は、平成4年(1992)に開園した、学校跡地を中心に広大な敷地をもつ世界でも希有な彫刻公園。

イタリアで創作活動を続ける美唄出身の彫刻家安田侃(かん)が、日本でアトリエを探していた際、昭和56年(1981)に閉校した旧栄小学校に出合います。その朽ちかけた木造校舎の一部に併設されていた小さな幼稚園に通う子どもの姿が、彼の心をとらえました。

アルテピアッツァ美唄4

▲木造校舎の教室を活かしたギャラリー。この教室には「妙夢」「風」「相響」という作品が展示されています。

かつて北海道有数の炭鉱都市だった美唄の繁栄・衰退の波に関係なく、無邪気に遊ぶ園児たちを見た安田氏。この子どもたちが心を広げられる広場をつくろうとの思いが、アルテピアッツァ美唄誕生のきっかけとなりました。

アルテピアッツァ美唄2

▲夏のアルテピアッツァ。なだらかな斜面に配置された「天聖」「天もく」にあるのは「水の広場」。ここは、子どもたちの格好の遊び場です。

自然と彫刻が調和する美しい空間・アルテピアッツァ美唄は、地域と人、人と人、そして過去と今、未来を結ぶ場。さまざまな展覧会やコンサートなども開かれ、中央の芝生の広場では、夏は水遊び、冬は雪遊びと大勢の子どもが走り回ります。

▲秋の紅葉の時期も美しい。奥に建つのが、ギャラリーのある旧栄小学校。

アルテピアッツァ美唄には、平成19年(2007)に「カフェアルテ」がオープン。高い天井と大きな窓、冬の薪ストーブを設置した北海道らしさを強く感じられるインテリアです。夏はテラス席も用意されるので、彫刻散策の後にゆっくりとした時間を楽しみましょう。

カフェでは手作りケーキや、ハンドドリップで淹れる深煎りのコーヒー、夏にはソフトクリーム、冬季はかぼちゃスープなども味わえます。

また、ここには小さな図書館「アルテ文庫」があり、安田侃がセレクトした書籍が並びます。ベンチや芝生の上で、そしてカフェでの読書が可能なので、ぜひ利用してみて。

体験型のイベントには、大理石を掘る貴重な授業「こころを彫る」も。自身のこころと向き合いながらコツコツと大理石を彫るという時間は、他の施設にはなかなかない貴重なプログラムとなっています。

■安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄
【住所】北海道美唄市落合町栄町
【開館時間】水曜日~月曜日の9時~17時
【問い合わせ(電話番号)】0126-63-3137
【駐車場】有(無料)
【入館料】無料(任意で寄附をお願いしています)
【休館日】毎週火曜日、祝日の翌日(日曜日は除く)、12月31日~1月3日
【交通】道央自動車道利用で札幌JCTから約40分


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【投稿日】2022年11月09日(水)【投稿者】たびらい編集部

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