
シシリアンライスとは、あたたかいごはんの上に、レタスやトマトなどの生野菜、炒めた牛肉をトッピングし、仕上げにマヨネーズをかけたもの。昭和50年(1975)ごろ、佐賀市中心街にある飲食店のまかない料理として出されたのが始まりで、いつしか喫茶店やレストランの定番メニューとなり、家庭料理としても愛され続けています。
名前の由来には諸説あるものの、当時流行していた映画『ゴッドファーザー』のロケ地であるシチリア島からとって、シシリアンライスと名づけられたというのが有力。現在は佐賀市の30を超える店舗で味わうことができ、使う食材や味付けにはアレンジが生まれ、個性派も登場しています。
昭和レトロな雰囲気漂う老舗カフェ「アリユメ」で食べられるのは、昔ながらの定番タイプ。数種類の生野菜と、オリジナルのたれで炒めた焼肉をトッピングしたシシリアンライスは、ドレッシングの酸味とマヨネーズのバランスも抜群です。野菜たっぷりであっさりなのに、がっつり食べごたえがあるのも嬉しいポイントです。