
肥前吉田焼の6つの窯元による、規格外の品を割引販売するプロジェクト「えくぼとほくろ」が始動しました。各窯元の工房内にショップを設け、定価の20~50%OFFで提供します。
釉薬をかける際の気泡による小さな窪み「えくぼ」や、原料に含まれる鉄分などの小さな黒い点「ほくろ」が生じた器は、使用には全く差支えないのに、キズものとして捨てられてきました。これらを「お客さんの価値観に合えば活用してもらいたい」と始まったプロジェクトです。

工房内の見学も可能で、それぞれの窯元の個性や製造工程を知ることができます。見学は当日も可能ですが、窯元による説明を受けたい場合は事前の予約がおすすめ。見学受付は9時~17時、休みは窯元により異なります。見学は無料で、予約は各窯元で受け付けています。
400年の歴史を誇る焼き物の里・吉田皿屋地区は、佐賀県嬉野市の嬉野温泉街から車で15分ほど。佐賀県と長崎県にまたがるエリアはかつて肥前(ひぜん)と呼ばれ、今なお多くの窯元が残ります。