北海道発!「ローカル旅行」の楽しみ方から予約まで
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【投稿日】2018年01月17日(水)| 北海道発
年齢を重ねるに連れて「行きつけの店があったらな」なんて思うことがあります。それでも、なかなかその様な店に巡り合うこと自体が難しい。ここ「酒処ふじりん」は一度訪れると2度・3度と訪れたくなる、とっておきの店。小樽花園というローカル感と函館本線の高架下付近というロケーションもさることながら、“良い店には良い人が集まる”というのを実感できるのが魅力です。▲金曜日や週末ではなく、こちらは平日の様子。8名ほどが座れるカウンター席に小上がりが2卓と店内はこぢんまりとしていて、それがまた良い。連日賑わうため、事前の予約がおすすめです。この日も地元客や常連さんの楽しい笑い声でいっぱいでした。この店一番の売りは、日本酒の品揃え。その豊富さは小樽一と言っても過言ではなく、レア度でも小樽一と言えます。幻の酒と呼ばれる山形・高木酒造の「十四代」をはじめ、福島・廣木酒造の「飛露喜(ひろき)」や三重・木屋正酒造の「而今(じこん)」、伊勢志摩サミットで乾杯酒として採用された三重・清水清三郎商店の「作(ざく)」なども揃っていました。これらを一合864円(税込)や3種呑みくらべ972円(税込)とリーズナブルに楽しめるというから驚き!なんでこんなに貴重な日本酒が揃っているのか?とママさんに伺ったところ「ウフフフ…」とかわされました。きっと独自のルートがあるのでしょう。▲北海道の日本酒も。写真左は地元・小樽の田中酒造で作られている「宝川」。この日あったのは、火入れをしていない生原酒「しぼりたて生」という貴重な逸品で、酒蔵に直接行っても買えない代物です。写真右のラベルのない日本酒は、栗山町にある小林酒造で作られている「北斗随想」。こちらも一般にはほとんど流通していないもの。有難過ぎます。とはいっても季節や仕入れによって日本酒のラインアップは変わるので、店に入ったら、まずは今月のおすすめをチェックしましょう。手羽先や肉しゅうまいなど居酒屋らしいメニューもありますが、港町に来たらやっぱり魚介。蟹みそも入れて丁寧に盛り付けた毛蟹(季節限定)をはじめ、活あわびや活ほたては唸るほどのおいしさです。ますますこの店が好きになる…。▲ここの名物は利尻昆布と鶏肉の澄んだ出汁が特徴の「おでん」で、大根やはんぺんなどスタンダードなもののほか、たち(鱈の白子)といった一風変わったものも。たちは冬季限定とのことですが、とっても濃厚で「旨い」のひと言です。出汁に浸した「岩海苔おでん」は、そのままはもちろん、焼きおにぎりを注文してお茶漬けで味わうのが常連さん流の食べ方。〆にどうぞ。ママの田中数子さんは女将になって16年、こちらの四代目。といっても家族継承ではなく、その時代その時代でお店をやりたい人に引き継がれてきたそう。日本酒にとっても詳しく、お話し上手というよりは聞き上手な方。ママさんの人柄に惚れ込み足繁く通う常連さんが多く、常連さん同士が和気あいあいと時間を共有しているアットホームなお店です。決して入りにくいということはなく、初めてでもすぐに溶け込めますよ。運河沿いや駅周辺で小樽を満喫してしまいがちですが、今回は少し足を延ばした花園で出会った素敵な店をご紹介しました。皆さんもぜひお出かけください。■酒処ふじりん ※2021年4月~長期休業予定【住所】 北海道小樽市花園1丁目8-24【交通】 JR:函館本線小樽駅から徒歩約15分【駐車場】 なし【営業時間】 17時30分~23時【定休日】 火曜日【料金】 今月のおすすめの日本酒/各種一合864円、3種呑みくらべ972円 おでん/大根200円、玉子160円、岩海苔200円、600円 毛蟹・活ほたて・活あわび/時価 もつ鍋1400円 ほか※上記料金は消費税込み※お通し代別途500円(税込)【問い合わせ(TEL)】 0134-22-8666【公式フェイスブック】 https://www.facebook.com/326589040722624/【公式サイト】 http://www.kamaei.co.jp/fujirin/
【投稿日】2018年01月17日(水)【投稿者】たびらい編集部
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