富良野チーズ工房|白樺に囲まれた工房で、新鮮な乳製品づくりを体験
【投稿日】2021年11月19日(金)| 北海道発
手づくり体験も楽しめる、富良野の人気スポット

富良野チーズ工房は、富良野市街から少しはずれた高台の白樺に囲まれた自然豊かな場所にあり、富良野の牧場で育てられたホルスタイン種の乳牛から生産される新鮮な牛乳から作られたナチュラルチーズやバターを味わえるスポットです。
日本で初めて本格的なチーズがつくられたのは、明治9年(1876)。開拓使のお雇い外国人エドウィン・ダンが札幌の真駒内(まこまない)牧牛場で日本のチーズ史を拓きました。
開拓使のチーズ製造は数年をもって一時休止となりましたが、その後、明治33年(1900)、道南の上磯(かみいそ/現在の北斗市)にあるトラピスト修道院でチーズ造りが復活。オランダから乳牛を導入し、修道士が自家用チーズの製造を開始。これが日本におけるナチュラルチーズの始まりといわれています。

▲富良野チーズ工房の外観。豊かな緑の中にあり、一年を通じて表情豊かな景色を見せてくれます。
工房では、ガラス越しにチーズの製造室や熟成庫を見学でき、また牛の模型での乳搾り体験やチーズの歴史の展示、記念撮影コーナーなどもあります。子どもも大人も一緒になって楽しめるスポットですよ。

▲館内の「手作り体験工房」で行われるパンづくり体験。このプログラムは予約するのがおすすめ。(※2021年11月現在、パンづくり体験は休止中。最新情報は公式サイトでご確認ください。)

▲この体験工房では、バターやアイス、チーズなどの手作り教室を毎日開催しており、パン以外は当日参加が可能です。2階ではチーズ、牛乳、バターを使用した菓子類などを販売しており、試食できるのもうれしいポイント。

▲富良野チーズ工房といえば、日本で唯一のワイン入りチーズ「ワインチェダー」が目を引きます。富良野市と酪農学園大学で開発したチーズで、ふらのワイン(赤)の色がチーズ表面にマーブル模様を描いている。コク、風味があり、クリーミーな味わいのあるチーズは肉や野菜のソースにするのもおすすめ。

▲併設される「ふらのピッツァ工房」
ふらのピッツァ工房のナポリピッツアやカプレーゼで使用されているのは、ふらの牛乳生まれのモッツァレラチーズ。こちらは、モチモチの食感と新鮮なミルクの風味が特徴です。職人の手作り商品のため、1日30個の限定販売となっています。
アイスミルク工房、 ピッツア工房も併設されているので、時間に余裕をもって楽しみましょう。アイスミルク工房では、新鮮なふらの牛乳からつくられたアイスミルク(ジェラート)を販売しており、人気No.1はホワイト(ミルク味)。
他にも、チーズ、かぼちゃなど富良野産の手作りアイスを楽しめます。富良野産の新鮮な果物を使ったフルーツソルベもおすすめの一品。ピッツア工房では本場イタリア・ナポリで修行した職人が焼きあげる本格ナポリピッツァが人気。富良野産にこだわったピッツアで、外はカリッ、中はモッチリでリピーターも多いメニューですよ。
■富良野チーズ工房
【住所】北海道富良野市中五区
【営業時間】4月1日~10月31日 9時~17時
11月1日~3月31日 9時~16時
※ピッツア工房は10時30分~16時
【問い合わせ(TEL)】0167-23-1156
【駐車場】あり(無料/120台)
【定休日】年末年始(12/31~1/3閉館)
【交通】JR富良野駅から車で約10分
【公式サイト】http://www.furano-cheese.jp/
【投稿日】2021年11月19日(金)【投稿者】たびらい編集部