1. からつ 鮨 笑咲喜(えさき)/唐津

からつ 鮨 笑咲喜(えさき)/唐津

【投稿日】2016年09月01日(木)| 佐賀発

唐津産の食材にこだわりあり。江戸前の職人仕事に舌鼓を

笑咲喜の「おまかせにぎり」。これは前半で、さらににぎりは続く

“中町鮨屋のニューウェーブ”として、達人・多久島さんが絶賛するのが、「笑咲喜(えさき)」。すしの名店がひしめく唐津にあって、平成26年(2014)12月開店のニューフェイスながら、地元の食通たちから熱烈に支持される人気店だ。

品書きは「おまかせにぎり」と「おまかせ肴とにぎり」の二つのみで、席はカウンター4席にテーブル4席のみと、実に潔い。顔を合わせて話しながら一人で握るには、これくらいがちょうどいいのだと店主の江崎順二さんは語る。

食材の仕入れでは、通りを挟んですぐ目の前の産栄市場のほか、数カ所をまわって吟味する。唐津は漁師から市場までの距離が近いため、そもそもの鮮度が抜群な上に、さらに店主の目利きが加わっている。

この日の「おまかせにぎり」は、職人仕事が行き届いた白身にはじまり、青もの、赤身、貝……。おおとりは、小ぶりで濃厚な甘みが広がる唐津の赤ウニ。魚種が多彩で、舌を素通りするネタは一つもない。“おまかせ”のため、ネタの内容は日により異なるが、その時々の店主のおすすめを味わうことができる。

こだわりは魚だけではない。つやのあるシャリは、棚田米で知られる上場産コシヒカリと相知産ヒノヒカリ古米をブレンドしたもの。ガリは七山産のお多福生姜、しょうゆはマツキン、そしてお茶も……と全てが唐津産だ。「せっかく唐津の町で握るのだから」と、江崎さんはさらりとそう言う。

「からつ 鮨 笑咲喜」店内のカウンター席

妻の郷里である唐津にこの店を構えてから、ますます唐津が好きになったという江崎さん。唐津のおいしいもの、観光ガイドに載らない町の小さな風物詩など、料理人ならではの目線でとらえた唐津の町の魅力についても、この店で尋ねてみてほしい。

【メニュー例】
・おまかせにぎり(小鉢・にぎり・吸物・甘味) 3500円
・おまかせ肴とにぎり(小鉢・刺身・肴・吸物・甘味) 4800円

【住所】
佐賀県唐津市中町1840-1

【営業時間】
平日……17時~22時
日曜……12時~14時
※祝日は要問い合わせ

【定休日】
月曜

【電話番号(問い合わせ)】
0955-75-2014

【交通アクセス】
JR唐津駅から徒歩約5分

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⇒達人コラム「唐津の城下町で、歴史散策とグルメ観光」

【投稿日】2016年09月01日(木)【投稿者】たびらい編集部

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