1. 北海道カントリーサイン/上富良野町

連載

【カントリーサイン】あなたの好きな北海道の“あのまち”をピックアップ。いくつ解けるかな?

北海道カントリーサイン/上富良野町

【投稿日】2016年08月08日(月)| 北海道発

【正解】上富良野町
面積/ 237.10平方キロメートル
人口/約1万1000人

富良野の語源はアイヌ語の「フーラヌイ」からきており「臭くにおう泥土」を意味している。活火山である十勝岳から流れ出る川の水の硫黄臭が強く、この一帯が泥炭地帯であったことを表している。しかし、開拓に携わった先人たちの苦労があり、現在はまさしく「富む良い野」になった。十勝岳を背景に咲くラベンダーとアカエゾマツは町の花木となっている。

上富良野町の人気ラベンダー畑「日の出公園」

「富良野ラベンダーの楽しみ方ガイド」はこちら

富良野地方には四つの市町村がある。「南富良野町」「富良野市」「中富良野町」「上富良野町」の四つだ。7月上旬~下旬までのラベンダーのベストシーズンに、多くの観光客が訪れる定番スポット「ファーム富田」や「佐々木ファーム」は中富良野町にあるラベンダー園。上富良野町は、富良野地方のなかでも最も北にあり、ややツウ向けなラベンダースポットを楽しめるエリアだ。

上富良野町には「日の出公園」「かんのファーム」「ファーム富田 ラベンダーイースト」などのガーデンがあり、そのどれもが個性的。町民に人気の「日の出公園」は町の東側の斜面にあるため、日の沈む様子を眺められる珍しいラベンダー畑だ。また「かんのファーム」は富良野地方では珍しい種(実生)から育てたラベンダーを多く植えており、さまざまな色合い・大きさの花を見ることができる。


▲「日の出公園」はオートキャンプ場も整備されており、キャンパーも多く訪れている
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▲トラクターが牽引する「ラベンダーバス」に乗れる、上富良野町の「ラベンダーイースト」
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旅行の折に食べたいグルメのひとつが「かみふらのポーク」。配合飼料にこだわり、肥育の後期に麦を配合した飼料を与えることで“締まりのよい肉”に仕上げられたブランド豚肉だ。ご当地グルメとして「かみふらの豊味豚カレー」を提供するほか、ポーク専門店では「豚丼」も食べられる。「とんとん亭」の「上富良野 豚丼」は北海道新聞にも取り上げられた大人気の逸品。


▲肉の量もボリューム満点、「とんとん亭」の豚丼
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▲ドライバーにもライダーにも人気の「ジェットコースター」の路
上富良野町とセットで楽しんで!「美瑛の楽しみ方ガイド」はこちら

町の北西にある江幌貯水池付近~美瑛町のJR美馬牛駅(びばうし)方面には、「ジェットコースターの路」と呼ばれる直線道路が。北海道の畑作地はブロック状に規則正しくつくられているため、時折、農地脇に長い直線道路ができる。上富良野~美瑛の「ジェットコースターの路」は距離2.5キロメートル。この距離のなかに激しいアップダウンが続くのがネーミングの由来。

旅慣れた旅行者に人気の天然露天温泉が上富良野町にはある。「吹上温泉」だ。ドラマ「北の国から」で黒板五郎(田中邦衛)と純の恋人・シュウ(宮沢りえ)が入浴し、一気に有名スポットとなった。更衣室などの施設はなく入るのにも勇気がいるが、24時間入浴可能。美瑛町の「白金温泉」方面から、また上富良野町の駅、「日の出公園」横を走る道道291号線からアクセスするふたつのルートがある。

上富良野町はラベンダーの盛期にも渋滞が発生しにくく、メインストリートである国道237号線からずれた“脇道ドライブ・脇道観光”が楽しいエリア。北海道でも最も早く紅葉が訪れる「十勝岳」も人気が高く、秋のグルメ&紅葉旅行で訪れるのもおすすめだ。隣接する美瑛町と、ぜひセットで楽しんでみよう。


~6~7月の旬は見逃さないで!~
富良野ラベンダーツアー特集

【投稿日】2016年08月08日(月)【投稿者】たびらい編集部

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