1. 標津サーモン科学館|チョウザメの指パク体験コーナーもある水族館

標津サーモン科学館|チョウザメの指パク体験コーナーもある水族館

【投稿日】2020年06月30日(火)| 北海道発

標津サーモン科学館

北海道の最東部、根室海峡沿岸の中央部に位置する標津(しべつ)町は、根室・野付半島トドワラ、羅臼など知床方面、中標津を経由し川湯・阿寒湖・釧路方面の中継地にあたります。

標津町の語源はアイヌ語で「サケのいるところ、大川、または本流」を意味する“シベツ”から由来し、古くからサケを中心とする漁業の盛んな地域で、道内でも有数の秋サケの水揚げ量を誇ります。標津町では、町のシンボルであるサケを生かした町づくりを進めています。

サケのほか標津沿岸の魚を多数展示する「海水大水槽」

標津町にある「標津サーモン科学館」は、年間約20万匹のサケが遡上する標津川の上流約1.5キロの場所にあるサケの水族館。大小100基ほどの水槽があり、「海水大水槽」では標津沿岸の海や河川に棲息するサケの仲間をはじめ、さまざまな魚を展示しています。科学館スタッフが地元の漁師さんと共に海へ赴き、直接捕獲した魚たちも多いのだそう。

2018年12月にプチリニューアルを行い、魚がより美しく見える水槽となって2019年2月に営業を再開しました。

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▲9~10月、サケが目の前を遡上する「魚道水槽」

「魚道水槽」は、サケのライフサイクルに合わせ、季節ごとに展示が変わるのが特徴。9~10月は、標津川と繋がる水路となっており、ガラス越しに遡上するサケの姿を目の前で見ることができるんです。

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▲11月には水槽内でサケが産卵する貴重な姿を見ることも。

11月にはサケの産卵行動を展示。水槽内を泳ぐサケのペアが、うまくいくと1日の開館時間内に2~3回産卵します。産卵が近づいたら館内放送でアナウンスされるので、貴重なシーンを観察することができるのもポイント。また、2~5月には、海に旅立つ前の稚魚約1万尾を展示します。

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▲さらに、近年話題なのが館内の一角にあるチョウザメ「指パク」体験コーナー。
チョウザメの口元に指を差し出すと……

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▲なんとチョウザメが指をパクリ! あわわ……でもご安心を。名前に「サメ」とつきますが、チョウザメは歯がない魚で、歯茎で挟まれるような不思議な感覚を楽しむことができることで注目されています。世界でも珍しいスリル満点な体験、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

週末には、1日先着2組限定で体長約2メートルの巨大ダウリアチョウザメへのエサやり体験(500円/税込)も! ファミリーでチャレンジすれば大興奮の思い出になりそうですね。

そのほか、イトウへのエサやり、ドクターフィッシュなど魚たちと触れ合えるコーナーが充実しており、子どもから大人まで幅広い年齢層が楽しめることも標津サーモン科学館の魅力。観光の際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

■標津サーモン科学館
【場所】標津サーモンパーク内
【住所】北海道標津郡標津町北1条西6丁目1-1-1
【開館時間】9時30分~17時(入館受付16時30分まで)
【休館日】5月~10月:無休
     2月~4月・11月:水曜日(祝日の場合は翌日休館)
     12月~1月:冬季休館
【入館料金】
・大人:650円(500円) 年間券:2,090円
・小中学生:200円(170円) 年間券:520円
( )内は団体料金(20名以上)

※幼児の方は無料
※標津町民の小中学生・70歳以上の方は無料
※障害者手帳をご持参の方は団体料金(本人のみ)
※修学旅行等でのご利用の場合、別途お問い合わせください。


【交通アクセス】
[車] 根室中標津空港から約30分、釧路市街から国道272号線経由で約2時間、知床峠から国道335号経由で1時間20分、阿寒湖畔から国道241号経由で約2時間

[バス] JR釧網線・標茶駅から阿寒バス「標津-標茶線」「標津バスターミナル」行きで約2時間「サーモンパーク」下車すぐ、JR根室本線・釧網線釧路駅から阿寒バス「釧路羅臼線・釧路標津線」「羅臼」行きで約2時間30分「標津バスターミナル」下車徒歩 約20分
※いずれも中標津バスターミナル経由
※一日の便数に限りがあるので要確認

【駐車場】無料(272台)
【問い合わせ(TEL)】0153-82-1141
【公式サイト】http://www.s-salmon.com/
【Facebook】公式Facebook

【投稿日】2020年06月30日(火)【投稿者】たびらい編集部

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