1. 「千歳鶴酒ミュージアム」札幌で地酒の世界と酒粕入りソフトクリームを満喫!

「千歳鶴酒ミュージアム」札幌で地酒の世界と酒粕入りソフトクリームを満喫!

【投稿日】2023年02月24日(金)| 北海道発

大通公園から車で5分、地下鉄バスセンター前駅から徒歩5分。「千歳鶴」の酒蔵の横にあるのが「千歳鶴酒ミュージアム」。

「千歳鶴」は道民に愛されている札幌の地酒メーカーで、その歴史は明治まで遡ります。明治5年(1876)、石川県・能登から来道した柴田與次右衛門(しばた よじうえもん)が、創成川のほとりで造り酒屋「柴田酒造店」を開店させたのが始まり。

“どぶろく”などのにごり酒が開拓使の役人に評判となり、その数年後には清酒を作り始めたと伝えられていることから、柴田氏は北海道の酒造業の幕を開けた先駆者とも称されています。



▲創業140周年には、柴田與次右衛門の冠をつけた「柴田」シリーズも誕生しました。



ミュージアムは明治中期に建てられた味噌正油蔵の古材を利用しており、モダンと和が調和した建物になっています。

館内には「千歳鶴」の酒造り文化に触れられる貴重な資料やポスターの展示コーナーや、清酒・リキュール・甘酒などさまざまな酒の試飲カウンターなど、様々な設備が。

地下150メートルから汲み上げている酒造の仕込み水の試飲コーナーもあり、酒造りへの興味をそそられる仕掛けが満載です。



直売所では千歳鶴の銘酒を各種販売。本社に隣接しているだけあって、種類も豊富です。創業者の開拓者魂を受け継ぎ、道産の酒米で作られた日本酒「雪原の舞」は、爽やかな香りとふくらみのある軽快旨口タイプの酒で、贈り物にもおすすめ。



▲千歳鶴の中で人気トップを誇る「吉翔」は、最高級の酒造好適米である「山田錦」を40%まで丹念に磨き上げ、果実を思わせるような華やかな香りが印象的。特別な時に味わいたい酒です。



▲アルコール以外にも、休み処では館内で販売されている仕込み水で淹れたコーヒーや酒粕ソフトクリームもあります。

このソフトクリームは札幌にあるアイスクリームの名店「ミッシュハウス」に監修を依頼し、酒粕と北海道産の牛乳を使用して作られました。酒粕の甘みをほのかに感じることができ、スッキリとした後味、芳醇な酒粕の甘い香りも楽しめます。

しかし、アルコール分はないので、子どもやアルコールが苦手な人、車で来た人も安心して味わえます。コーンより内容量が少し多めのカップがおすすめです。

■千歳鶴酒ミュージアム
【住所】北海道札幌市中央区南3条東5丁目2番地
【交通】札幌中心部より車で5分、地下鉄「バスセンター前」駅9番出口より徒歩5分
【駐車場】あり(ミュージアム利用で30分無料、1000円以上購入で60分無料)
【営業時間】10時~18時
【定休日】年末年始
【電話】011-221-7570
【公式サイト】https://www.nipponseishu.co.jp/museum/
※冬は繁忙期につき、工場見学なし(要問合せ)
※月曜~金曜日の工場見学は10名以上の団体のみ受付(事前予約制)
※コロナウイルス感染拡大防止の観点から、現在工場案内は休止中。

【投稿日】2023年02月24日(金)【投稿者】たびらい編集部

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