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【投稿日】2017年06月13日(火)| 北海道発
「フゴッペ洞窟」は余市の海岸から200メートルほど内陸、海に向かってのびた丘陵の先端部分にある洞窟。およそ5000年前の縄文海進による波浪侵食によってえぐられてできた海食洞で、続縄文時代後半に彫られたと推測される刻画が残っています。各国から学者や研究者も訪れるフゴッペ洞窟は、昭和25年(1950)年に海水浴に訪れていた中学生によって偶然発見されたものでした。翌年から発掘調査が進み、昭和28年(1953)年に国指定の史跡に。古く貴重な遺跡が、それまで気づかれずに静かに眠っていた点も、神秘性にさらにベールをかけています。フゴッペの語源はアイヌ語のフムコイペ(波声高い所)など諸説あります。フゴッペ洞窟には人、舟、魚、海獣、4本足の動物のようなものなど200を超す刻画があり、岩壁に刻画を残すこのような洞窟遺跡は世界的にも大変貴重なもの。▲中には、肩に突起のある不思議な人物像も描かれており、豊猟祈願の祭祀的な要素が指摘されています。岩面刻画のほか土器や骨角器、炉跡なども発見されており、これらはおよそ2000~1500年前の続縄文期に属する遺跡であることが明らかになっています。
フゴッペ洞窟と並んで日本国内で続縄文時代の壁面彫刻を見られるのは、隣まち・小樽の手宮洞窟。どちらもカプセル方式の施設で保護、展示されているため、パッと見では中にこのような歴史的洞窟があるとは感じられません。存在を確認しつつも素通りするケースもあるでしょう。しかし、フゴッペ洞窟と手宮洞窟はパワースポットとの話も。一度立ち寄って、これが意味するものと共に感じてみてみてください。洞窟の近辺を車で走ると、観光スポットの案内矢印がちらほら。余市は、道内でも有数の果物の産地。果樹園では季節ごとにさまざまな果物狩りを体験できます。また、洞窟から車で10分ほどの位置にある「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」では見学も可能で、ウイスキーの試飲のほか、レストランではジンギスカンも味わえます。小さな町なので、「余市ワイナリー」や「余市宇宙記念館スペース童夢」とセットで、1日を使って楽しんでみてください。■フゴッペ洞窟【住所】北海道余市郡余市町栄町87番地【開館時間】9時~16時30分【問い合わせ(電話番号)】0135-22-6170【駐車場】有【入館料】大人300円、小中学生100円【休館日】毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は営業)、祝祭日の翌日、冬期閉館(12月中旬から4月上旬)【交通アクセス】(車)札幌中心部から札樽自動車道を利用、約53キロ、約1時間(電車)JR余市駅からバスで10分それぞれのエリアで楽しむローカル旅行体験札幌観光でしたい体験を現地編集部がガイド北海道を代表する都市での「ローカル旅行」の楽しみ方を、たびらいが実際に歩き、体験して考えました。現地の人だから知っている、ちょっとディープなローカル体験の数々をご紹介。詳細はこちら函館観光でしたい11のこと、50の体験小樽観光でしたい9つのこと、40の体験十勝観光でしたい9つのこと、32の体験洞爺湖観光でしたい6つのこと、24の体験
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【投稿日】2017年06月13日(火)【投稿者】たびらい編集部
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