1. 宮島沼|美唄市で日本最北のマガンの寄留地を楽しむなら、何時がおすすめ?

宮島沼|美唄市で日本最北のマガンの寄留地を楽しむなら、何時がおすすめ?

【投稿日】2017年10月07日(土)| 北海道発

宮島沼は、札幌から北東に約42キロメートル、美唄市(びばい)の西端に位置する、国内で13番目のラムサール条約登録湿地。渡り鳥が飛来する地として有名です。

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▲宮島沼はマガンの国内最北・国内最大の寄留地として知られ、春のピーク時には東アジアに生息するマガンの約半数、なんと6万羽がここで羽を休めます。

世界でも有数のマガンの渡来地で、マガンが一斉に飛び立つ様子は感動のひと言。マガンのほか、コハクチョウ、オナガガモ、オオハクチョウなども、この沼を訪れます。

ここに滞在する春の約3週間の間、マガンは朝早く宮島沼から飛び立って周辺の田んぼにエサをとりに出かけ、日没頃になるとねぐらである宮島沼に帰ってきます。渡り鳥がひしめく光景を写真に納めるなら、日の出前や日没後が狙いめ。

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▲宮島沼から一斉に飛び立つマガンの群れ

■マガンの飛ぶ時間を、しっかり把握
マガンが飛び立つのは概ね4時30分前後。そこで、遅くとも、4時には着いておきましょう。

数羽が飛び立つと、それが合図となり、連鎖的に他のマガンが群れをなして沼を飛び立ちます。この最初の瞬間を見逃さないのがカギ。

飛び立つ際の轟音とともにマガンが旋回しながら空を黒く埋め尽くす様子は圧巻。そして、直後には何もなかったように静寂が訪れます。

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▲18時頃になると、V字編隊を組んだマガンの群れが四方からやってきて、次から次へと沼に着水。宮島沼は再び数万羽のマガンが、その羽を休める場となります。

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▲朝だけでなく夕陽とのコラボレーションも楽しめるのも魅力。マガンの見頃は春と秋で、春のピークは4月下旬です。

宮島沼の北側は雑木林になっていて、南側が主な観察場所。駐車場は無舗装ながら、沼の南東に無料で完備されています。

平成19年(2007)には環境学習施設「宮島沼水鳥・湿地センター」が環境省によって開設され、寒い時でも定点カメラを備えた館内から宮島沼を見られるようになりました。ここには、宮島沼の動植物を紹介するパネル展示、紹介ビデオ、図書コーナー、手作り展示コーナーも用意されています。

■宮島沼
【住所】北海道美唄市西美唄町大曲3区(宮島沼水鳥・湿地センター)
【問い合わせ(電話番号)】0126-66-5066
【駐車場】 有(無料)
【交通】
(車)札幌中心部から道央自動車道を経由。約70キロ、1時間15分
(バス)JR美唄駅よりバスで約30分


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【投稿日】2017年10月07日(土)【投稿者】たびらい編集部

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