指宿ってどんなところ?
鹿児島県内有数の観光地・指宿。その名の由来は、昔から湯治場として有名であったため「湯豊宿(ゆぶすく)」が転じてついたなど諸説あります。高温の温泉や噴気口が無数に点在することから、麻の加熱処理や生活のための炊事・浴用としての利用は昔から行われており、江戸時代後期の地誌『三国名勝図会』にも多くの温泉が紹介されています。名物の砂蒸しは海外からも評価が高く、「東洋のハワイ」とも呼ばれ、現在でも沢山の観光客が訪れる鹿児島の観光名所として高い知名度を誇っています。
泉質
温泉はおおむね塩化物泉が中心で、掘削場所などにより塩分濃度等が異なります。温泉が地下を通って摺ヶ浜(すりがはま)海岸に流れ出し、干潮時に海水が引くと温められた砂だけが残るためにできるという、指宿温泉が誇る日本唯一の天然砂むしがあります。
塩化温泉