【長野】松本観光で訪れたい!歴史と伝統を感じるおすすめスポット20選
長野県|【更新日】2025年8月29日

城下町の風情と自然の雄大さが魅力の、信州・松本。国宝・松本城を中心に、蔵造りの街並みや歴史の面影を残す神社など、歩くだけで心ときめく観光スポットが満載です。
今回は定番から穴場まで、松本観光で外せない20スポットを厳選してご紹介!周辺のグルメ情報やアクセスなどもたっぷりとお届けします。
※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
目次
日本が誇る国宝【松本城】
戦国ロマンが息づく松本のシンボル
松本市の象徴「松本城」は、現存する五重六階の天守として日本最古を誇る国宝です。戦国時代末期に築かれた天守は、防御を重視した設計。当時の築城技術の高さを今に伝えます。
天守内の見学も可能ですが、土足禁止のため、入口で配布される下足袋に靴を入れて持ち歩くスタイルです。脱ぎ履きしやすい靴で訪れましょう。
松本城へのアクセス
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【住所】長野県松本市丸の内4-1
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より徒歩約20分。または「松本周遊バス(タウンスニーカー 北コース)」で「松本城・市役所前」下車後、徒歩約10分
【営業時間】
◆通常:8:30〜17:00(最終入場 16:30)
◆GW期間、夏季の指定期間:8:00〜18:00(最終入場 17:30)
※夏季(2025年は8/9〜8/17)に和服で来場した方は、本丸庭園・天守への入場が無料
◆正月三が日(1月1〜3日):10:00〜15:30(最終入場 15:00)
※混雑時は入場制限や順路案内の設定があります【定休日】12/29〜12/31
【駐車場】専用駐車場なし。周辺に松本市営の駐車場(有料)は複数あり
【電話番号】0263-32-2902
自然溢れる憩いの場【あがたの森公園】
四季折々の自然と触れあおう
重要文化財・旧制松本高等学校の校舎を活用した「あがたの森文化会館」のそばに、緑豊かな芝生広場が広がる「あがたの森公園」。ヒマラヤ杉・ケヤキなどが並び、春には桜、秋には紅葉も楽しめる自然豊かなスポットです。
かつて文人たちが学びを深めたこの場所は、今では市民の憩いの場として親しまれています。美しい自然の中でゆっくりと散策を楽しみましょう。
あがたの森公園へのアクセス
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【住所】長野県松本市県3-2102-15
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より徒歩約20分。または、松本周遊バス「タウンスニーカー」東コース「旧松本高校」バス停下車後、徒歩すぐ
【営業時間】24時間入園可能
【定休日】なし
【駐車場】あり(無料、約120台)
【公式サイト】https://visitmatsumoto.com/area/artmuseum-agatanomori/
大正の学び舎【旧制松本高等学校記念館】
ロマン溢れるレトロなスポット
自然豊かな「あがたの森公園」の奥に佇む、重要文化財の「旧制高等学校記念館」。かつて信州大学のキャンパスとして使われ、現在は観光スポットとして親しまれていますよ。
1階には図書館があり、旧制松本高校の卒業生である北杜夫氏の著作も並びます。
記念館内には、かつての学生たちが使っていた教科書やノートも展示されていて、当時のリアルな学生生活が垣間見えるのも見どころです。
旧制松本高等学校記念館へのアクセス
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【住所】長野県松本市県3-1-1
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より徒歩約20 分。または、松本周遊バス(タウンスニーカー)東コース「旧松本高校」バス停下車後、徒歩すぐ
【営業時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【定休日】月曜(休日の場合は翌日)、年末年始(12/29〜1/3)
【駐車場】あり(無料、20台)
【電話番号】0263-32-1761
【公式サイト】https://www.city.matsumoto.nagano.jp/site/kyoiku/4302.html
松本城そばのノスタルジックな商店街【なわて通り】
歩行者天国で散策や買い物を楽しもう
「なわて通り」は、観光の合間にふらっと立ち寄れる観光スポットです。松本城から徒歩約5分、松本駅から徒歩約10分とアクセスが良好。通りは歩行者天国なので、のんびりと散策できるのも嬉しいポイントです。
もともとはお祭りの露店のような雰囲気だったこの通りも、今ではレトロな景観を残しつつ、松本らしい魅力を感じられる人気の観光スポットに。
個性あふれる雑貨店やカフェなどが軒を連ねており、お土産探しも楽しめますよ。
なわて通りへのアクセス
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【住所】長野県松本市大手
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より徒歩約10分。または、「タウンスニーカー東・北コース」にて「大名町」か「松本城」下車後、徒歩数分
【営業時間】各店舗により異なる
【定休日】各店舗により異なる
【駐車場】専用駐車場なし(ただし周辺に有料駐車場あり)
【公式サイト】https://www.nawate.net/
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なわて通りの守り神【カエル大明神】
商店街のシンボルとして親しまれる可愛らしい神様
「なわて通り」の中ほど、可愛らしい祠に佇む「カエル大明神」。
かつて、なわて通り沿いの女鳥羽川には清らかな水にしか住まない「カジカガエル」が生息していましたが、環境の変化によりその姿は見られなくなってしまいました。
そこで、自然の再生と街おこしの願いを込め、「カエルの街」としての取り組みをスタート。カエル大明神を含め、商店街のあちこちにカエルの石像やオブジェが点在し、訪れる人々を楽しませています。
カエル大明神へのアクセス
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【住所】長野県松本市大手4丁目(なわて通り中ほど)
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より徒歩約10〜15分。または、「タウンスニーカー東・北コース」にて「大名町」か「松本城」下車後、徒歩数分
【営業時間】24時間参拝可能
【定休日】無休
【駐車場】専用駐車場なし(ただし周辺に有料駐車場あり)
【公式サイト】https://www.nawate.net/
“はかる”道具に魅せられる【松本市はかり資料館】
約1300点の収蔵品は圧巻
中町通りのほぼ中央に位置する「松本市はかり資料館」は、日本でも数少ない“はかり”に特化した施設です。
第1展示室では、上皿棹秤(うわざらさおばかり)やローマはかりなど、重さや数をはかるための多様な道具と関連資料を展示しています。
第2展示室では、蚕種業や製糸業が盛んだった松本の地域性を反映し、繭の雌雄選別機や検尺器など産業に特化したはかりが展示されていますよ。さまざまなはかりの道具が一挙に並ぶ姿は圧巻です。
松本市はかり資料館へのアクセス
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【住所】松本市中央3-4-21
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より、徒歩約15分。または、松本市周遊バス「タウンスニーカー」東コース「はかり資料館」下車すぐ
【営業時間】9:00〜17:00(最終入館は16:30)
【定休日】火曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始(12/29〜1/3)
【駐車場】専用駐車場なし(ただし周辺に有料駐車場あり)
【電話番号】0263-36-1191
学びの原点を訪ねるレトロ建築【旧開智学校校舎】
日本と西洋が混ざり合う唯一無二の校舎デザイン
明治時代の学び舎として建てられた、ユニークなデザインが特徴の「旧開智学校」。校舎のシンボルである天使と龍の彫刻は、西洋建築のような意匠の中に、日本的なモチーフが違和感なく溶け込んでいます。
建物全体も左右非対称のつくりになっていたり、外壁に漆喰を用いて石造風の模様が施されていたりと、純粋な洋風建築とは異なる工夫が。
「和洋折衷」の技術と美意識が詰まっている校舎で、モダンな雰囲気を楽しみましょう。
旧開智学校校舎へのアクセス
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【住所】長野県松本市開智2-4-12
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より徒歩約25分。または、松本市周遊バス「タウンスニーカー」北コース「旧開智学校」下車後、徒歩約1分
【営業時間】9:00〜17:00(最終入館は16:30)
【定休日】
◆3月から11月までの第3火曜日(休日の場合は翌日)
◆12月から2月までの火曜日(休日の場合は翌日)
◆年末年始(12/29〜1/3)
【駐車場】あり(20台ほどしかないため、公共交通機関でのアクセスが推奨されています)
【電話番号】0263-32-5725
松本に残る本格西洋建築【松本市旧司祭館】
長野県宝に指定された歴史的建築物
1889年にフランス人宣教師オーギュスタン・クレマン神父によって、松本城のすぐ北側に本格的な西洋館として建てられた「松本市旧司祭館」。
その後約100年にわたり、松本カトリック教会の宣教師たちの住居として使用された、歴史ある建築物です。
1989年に松本市へ寄付され、現在地へ解体移築と復元が行われました。2005年には、「旧松本カトリック教会司祭館」として長野県宝に指定されています。
松本市旧司祭館へのアクセス
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【住所】長野県松本市開智2-4-12
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より徒歩約25分。または、松本市周遊バス「タウンスニーカー」北コース「旧開智学校」下車後、徒歩約1分
【営業時間】9:00〜17:00(最終入館は16:30)
【定休日】
◆3月から11月までの第3火曜日(休日の場合は翌日)
◆12月から2月までの火曜日(休日の場合は翌日)
◆年末年始(12/29〜1/3)
【駐車場】あり(20台ほどしかないため、公共交通機関でのアクセスが推奨されています)
【電話番号】0263-32-5725
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歴史が刻まれた文化財建築【旧制高等学校記念館】
名だたる著名人が青春を過ごした学び舎
1886年から1950年まで存在し、帝国大学への進学の特権を持っていた旧制高等学校。各校独自の校風のもとで、多様な個性を引き出すエリート教育が行われていました。
松本市に誕生した旧制高等学校は松本高等学校と呼ばれ、卒業生には唐木順三、臼井吉見、辻邦生、北杜夫といった名だたる文学者たちの名が連なります。
役目を果たした後の校舎の一部は「旧制高等学校記念館」として現存しており、国の重要文化財に指定されていますよ。
旧制高等学校記念館へのアクセス
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【住所】長野県松本市県3-1-1
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」お城口より、タウンスニーカー東コース「旧松本高校」バス停下車後すぐ
【営業時間】9:00〜17:00(最終入館は16:30)
【定休日】月曜日(祝日の場合は翌日※)、年末年始(12/29〜1/3)
※隣接するあがたの森文化会館は、月曜が祝日の場合も休館【駐車場】あり(無料)
【電話番号】0263-35-6226
現存する貴重な武家住宅【高橋家住宅】
博物館として生まれ変わった歴史的建築物
「高橋家住宅」は、松本市内に現存する数少ない武家住宅のひとつです。17世紀前半から1726年の間に建てられたとされ、当時は藩士の住宅として松本藩が所有していたのだとか。
1969年には松本市重要文化財に指定され、その後、古文書をもとに幕末から明治時代初期の姿に復元修理されました。
現在は、当時の武士の暮らしを伝える博物館として人気を集めています。
高橋家住宅へのアクセス
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【住所】長野県松本市開智2-9-10
【アクセス】松本市周遊バス「タウンスニーカー」北コース「旧開智学校」下車後、徒歩約5分
【営業時間】9:00〜17:00(最終入館は16:30)
【定休日】
◆3月〜11月:月曜〜金曜(ただし祝日は開館)
◆12月〜2月:月曜〜土曜(ただし12/29〜1/3は休館)
【駐車場】専用駐車場なし。近隣の「旧開智学校駐車場」をご利用ください。
松本を代表するパワースポット【四柱神社】
宇宙創造の神々を祀る稀有な神社
宇宙のはじまりを司る神々「造化の三神」と、最高神「天照大神」を祀る「四柱神社(よはしらじんじゃ)」。
主祭神のひと柱・天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)は、天の中央に鎮座し、天地創造の根源となる力「産霊(むすび)」を統一する存在です。
高いご神徳の神様を主祭神として四柱お祀りする神社は全国でも稀有で、すべての願い事が叶うという意味から、「願いごとむすびの神」として全国から参拝者が訪れています。
四柱神社へのアクセス
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【住所】長野県松本市大手3-3-20
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より徒歩約10分
【営業時間】終日参拝可能
【定休日】無休
【駐車場】あり(有料)
【電話番号】0263-32-1936
松本の文化が時を刻む【手まり時計】
伝統工芸「松本手まり」がモチーフのからくり時計
松本市中心街にある複合施設「Mウイング」の前に佇む、「手まり時計」。松本の伝統工芸「松本手まり」がモチーフの大型からくり時計です。
毎正時には手まり型の時計が開き、中から人形が登場!音楽に合わせて人形たちが踊る仕掛けは、訪れる人々を楽しませてくれますよ。
毎年「松本手まり時計まつり」というイベントも開催されており、城下町・松本の伝統を現代に伝える存在として今もなお息づいています。
手まり時計へのアクセス
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【住所】長野県松本市中央1-18-1(Mウイング 南側広場、松本市中央公民館前)
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より徒歩約5分
【営業時間】
◆3月〜11月:10:00〜20:00まで毎正時に開閉・演奏
◆12月〜2月:10:00〜19:00まで毎正時に開閉・演奏【定休日】なし。ただし、保守点検や強風などの悪天候時には開閉や演奏が中止されることがあります
【駐車場】専用駐車場なし。Mウィング北棟そばの市営「松本市中央駐車場」(有料)をご利用ください
【電話番号】0263-32-1132
【公式サイト】https://www.city.matsumoto.nagano.jp/site/kyoiku/4244.html
長野を楽しむ!おすすめバスツアー
時の旅を楽しむ【松本市時計博物館】
全国有数の古時計がお出迎え
テーマ拠点博物館として賑わう「松本市時計博物館」。全国屈指の古時計コレクションを展示している話題のスポットです。
1階展示室では「時計の進化」をテーマに、映像・音響・照明などの最新技術を駆使しながら、時計が人々の暮らしにどのように根づいていったのかを紹介。
2階展示室には、実際に動いている状態の古時計が展示されています。秒針の音や時を告げるチャイムを聞くと、懐かしさや癒しに包まれるはず。
松本市時計博物館へのアクセス
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【住所】長野県松本市中央1-21-15
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より徒歩約10分
【営業時間】9:00〜17:00(最終入館は16:30)
【定休日】火曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始(12/29〜1/3)
【駐車場】専用駐車場なし。近隣の有料駐車場をご利用ください
【電話番号】:0263-36-0969
古代にタイムトリップ!【松本市立考古博物館】
考古学の魅力にふれる展示が充実
「松本市立考古博物館」は、松本市域の考古学研究の拠点として歴史を伝える施設です。
常設展示では、縄文時代中期の土器を中心に紹介しています。展示室の前半では前期の土器、後半では中期後半に松本平で広まった唐草文系土器などが見られますよ。
市内の出川南遺跡をはじめとする、古墳時代のムラ跡や古墳の出土品も多数展示。当時の生活や信仰、文化の息吹に思いを馳せてみませんか。
郊外に位置する施設のため、来訪時はレンタカーでの利用がおすすめです。
松本市立考古博物館へアクセス
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【住所】長野県松本市中山3738-1
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」駅前バスターミナルより中山線「中山霊園口」下車後、徒歩約3分(※土日祝日は運休)
【営業時間】9:00〜17:00(最終入館は16:30)
【定休日】
◆3月〜11月:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)
◆12月〜2月:平日(土日祝日のみの開館)
◆年末年始(12/29〜1/3)
【駐車場】あり(博物館敷地内または、道路反対側砂利スペースと舗装されたスペース)
【電話番号】0263-86-4710
重要文化財も多数展示【松本市立博物館】
110年以上の歴史を誇る人気スポット
「松本市立博物館」は、1906年開館の歴史ある施設です。
重要文化財の「孔雀文磬(くじゃくもんけい)」や、重要有形民俗文化財の「七夕人形」・「民間信仰資料」・「農耕用具」をはじめ、約11万点を超える貴重な資料を収蔵しています。
常設展示では、時代ごとに歴史を追うのではなく、松本という地域の個性や特色をダイレクトに伝える8つのテーマで構成。
テーマ順に巡ることで、よりリアルに松本の文化や暮らしの魅力を感じ取ることができますよ。
松本市立博物館へのアクセス
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【住所】長野県松本市大手3-2-21
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より徒歩約15分。または、タウンスニーカー東コース「松本市立博物館」バス停下車後、徒歩約1分
【営業時間】
◆1F:9:00 ~ 21:00
◆2F・3F展示室・1F子ども体験ひろばアソビバ!:9:00 ~ 17:00※展示室のチケット販売と、アソビバ!への最終入室受付は16:30まで
【定休日】
◆1F:毎月第3火曜日(祝日の場合は翌平日)
◆2F・3F展示室・1F子ども体験ひろばアソビバ!:毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)
◆1F・2F・3F:年末年始(12/29~1/3)
※そのほか臨時休館あり
【駐車場】専用駐車場なし。近隣の有料駐車場をご利用ください
【電話番号】0263-32-0133
屋外に広がる歴史的建造物【松本市歴史の里】
歩いて楽しむ屋外型のミュージアム
信州の近代をテーマにした、屋外型の博物館「松本市歴史の里」。
広々とした敷地には、江戸時代後期から昭和にかけて建てられた5棟の歴史的建造物が点在し、建物ごとに異なる時代の空気を肌で感じられますよ。
なかでも注目は、国の重要文化財に指定された旧松本区裁判所庁舎。明治時代後期に建てられたこの建物は、全国で数多く建てられた和風裁判所建築の中でも特に完成度が高く、歴史的価値の高さが評価されています。
こちらも公共交通機関ではややあくせすしづらい立地にあるため、来訪時はレンタカーでの利用がおすすめです。
松本市歴史の里へのアクセス
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【住所】長野県松本市大字島立2196-1
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」アルプス口より、「タウンスニーカー西コース(松本・島内線)」乗車。「浮世絵博物館・歴史の里」バス停下車すぐ(※日曜・祝日は運休)
【営業時間】9:00〜17:00(最終入館は16:30)
【定休日】毎週火曜日(休日の場合は翌日が休館)、年末年始(12/29〜1/3)
【駐車場】あり(無料。約20台)
【電話番号】0263-47-4515
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民芸の思いを受け継ぐ【松本民芸館】
手仕事の温もりを感じられる名所
民芸運動に深く心を寄せた故・丸山太郎氏が、自らの審美眼で蒐集した民芸品の数々をもとに、1962年に創館した「松本民芸館」。
「美しいものが美しい」という言葉を残した丸山氏が見出したのは、職人たちの手仕事に宿る美と実用の融合。館内には約6800点の民芸品が展示されています。
1983年には、館の建物や蒐集品が松本市に寄贈されました。現在は松本市立博物館の分館として、たくさんの観光客を迎え入れています。
松本民芸館へのアクセス
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【住所】長野県松本市里山辺1313-1
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」松本バスターミナルより「美ヶ原温泉行」バス乗車、「松本民芸館」下車後、徒歩約3分
【営業時間】9:00〜17:00(最終入館は16:30)
【定休日】毎週火曜日(休日の場合は翌平日が休館)、年末年始(12/29〜1/3)
【駐車場】あり(松本民芸館前に4台、第2駐車場に15台)
【電話番号】0263-33-1569
水の神を祀る古社【須々岐水神社】
重要無形民俗文化財の祭りも開催
古くより「須々岐(すすき)水神」と称され、薄川(すすきがわ)の水神を祀っている「須々岐水神社(すすきがわじんじゃ)」。西暦867年には創建されていたとされる古社です。
毎年5月4日〜5月5日には、江戸時代から続く伝統行事「お船祭り」が開催されます。長野県宝に指定されている9つの山車、通称「お船」を境内まで引き回すお祭りです。
また、7年にいちど(卯年・酉年)開催される「御柱祭り(おんばしらまつり)」も必見。こちらは松本市の重要無形民俗文化財に指定されています。
松本駅からはやや離れていますが駐車場があるため、レンタカーでの利用が便利です。
須々岐水神社へのアクセス
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【住所】長野県松本市里山辺薄町
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」松本バスターミナル1番線より、「里山辺出張所」バス停下車後、徒歩約7分
【営業時間】終日参拝可能
【定休日】無休
【駐車場】あり(ただし、祭事期間は利用不可)
【公式サイト】https://visitmatsumoto.com/spot/%E9%A0%88%E3%80%85%E5%B2%90%E6%B0%B4%E7%A5%9E%E7%A4%BE/
城下町らしさが色濃く残る【中町通り】
白と黒の「なまこ壁」が美しい蔵の街
「中町通り」は、善光寺街道沿いにある賑やかなスポットです。火災から守るため、当時の商人たちが知恵を絞ったなまこ壁の土蔵が特徴的。現在は民芸品や工芸、カフェ、雑貨店などのお店が立ち並びます。
毎月第1・第3日曜日に開催される朝市は、10分ほどで売り切れるお店もあることから「日本一短い朝市」とも呼ばれていますよ。
松本城や松本駅からも好アクセスのため、観光のモデルルートに組み込むのもおすすめです。
中町通りへのアクセス
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【住所】長野県松本市中央
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」より徒歩約15分。または、松本周遊バス「タウンスニーカー」東コース乗車、「蔵のまち中町」バス停下車後すぐ
【営業時間】店舗により異なる
【定休日】店舗により異なる
【駐車場】有料駐車場あり(蔵のある街 中町駐車場)
【電話番号】0263-36-1421
【公式サイト】https://nakamachi.org/
世界最大級の浮世絵コレクション【日本浮世絵博物館】
巨匠たちの傑作が並ぶ館内はまさに圧巻
「日本浮世絵博物館」は、江戸時代〜現代までの浮世絵を収蔵・展示する、世界最大級の浮世絵に特化したスポットです。松本で長年商業を営む酒井家の貴重な収集品をもとに、1982年に設立されました。
館内は展示そのものに視線を集中できる構成になっており、常設展示では北斎、広重、歌麿、国芳といった名だたる浮世絵師の名作が登場。
さらに、新しい浮世絵(新版画)の作品も多数所蔵しています。
日本浮世絵博物館へのアクセス
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【住所】長野県松本市大字島立字新切2206-1
【アクセス】JR各線・松本電鉄上高地線「松本駅」アルプス口より「ぐるっとまつもとバス」(松本・島内線)乗車、「浮世絵博物館 歴史の里」下車後すぐ(※日曜・祝日は運休)
【営業時間】10:00〜17:00(最終入館は16:30)
【定休日】月曜日 (祝祭日・振替休日の場合は開館、翌日振替休館)、年末年始
【駐車場】あり
【電話番号】0263-47-4440
長野の交通手段はレンタカーがおすすめ
歴史と文化が息づく街で心豊かなひと時を過ごそう
四季折々の風情とともに、歴史・文化・自然・暮らしがゆるやかに交差する街、松本。
威風堂々とした姿に心を奪われる松本城から、蔵造りの町並みや信仰が息づく神社、静かにアートと向き合える美術館まで、魅力的なスポットが盛りだくさんです。
どこを切り取っても絵になる長野県松本市へ、心も体もリフレッシュできる旅に出てみてはいかがでしょうか?