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道産小麦を味わうなら「千歳饂飩」清らかな水と職人の技が味の決め手

千歳市|【更新日】2025年5月3日

道産小麦を味わうなら「千歳饂飩」清らかな水と職人の技が味の決め手

千歳市千代田町にある「千歳饂飩」は、道産小麦と千歳の清らかな水を使い、職人が丹精込めて作ったコシの強い饂飩(うどん)を提供しています。

ダシの良い香りに誘われて扉を開きました。

目次

危機的状況からの挑戦!千歳饂飩ストーリー

「千歳饂飩」は、2017年にオープンした惣菜店「北のマルシェ」の姉妹店です。同店は4人のママさんが集まって作った店として注目され、2018年には札幌の大通公園で開催される食のイベント「オータムフェスタ」にも出店するなど、順調に滑り出していました。

しかし新型コロナウイルスのまん延により、リモートワークや事業撤退などによって売り上げが激減。主婦層の巣ごもりも状況悪化に拍車を掛けました。

北のマルシェのメンバーは、商工会議所に相談するなどして打開策を検討。「退くことより前に進む勇気を貫く」という結論に至りました。

漢字で「饂飩」って書ける人はグレート!

北海道は良質な小麦の生産地でありながら、そのおいしさをダイレクトに味わえる「うどん文化」が根付いていないことに着目。「競合店が少ないのであれば勝算はあるかもしれない」と、うどん専門店を開くことを決意しました。

知人を通して、札幌出身で神奈川県在住の職人・脇本貴人さんを店長として迎えました。2021年7月28日、関係者の期待と不安が入り混じる中、千歳饂飩が開店しました。

北海道の空のように高い天井

千歳饂飩の店内は天井が高く取られています。なんとこちら、以前は屋内スケートランプパークとして使われていたそう。そのおかげで北海道らしい広さを感じさせる空間となっています。

地元のお客さんはもちろん「おいしいと聞いてやってきた」という旅行者も多く、着実にうどん文化を広めています。

秀峰のような美しさ!「海鮮天おろしぶっかけうどん」

ほぼ山!

「海鮮天おろしぶっかけうどん」は、脇本店長おすすめの逸品。平仮名にすると16文字もあるこのうどんは、大きな海老天、牡蠣天、そしてイカ天が2つも載る豪華なメニューです。

海老天の頂や雪のような大根おろしが美しく、まるで秀峰のようです。

食べたくなったら今すぐGO!

この艶からおいしさが伝わりますよね。道産小麦は独特の甘みと豊かな風味、そしてもちもちとした食感が特徴です。そこに弾力が加わり歯ごたえも十分。

千歳市は「饂飩市」と名乗ってもよいのではないでしょうか?

太さにビックリ!ダシによく絡む「平打ち麺」

まるで大根のかつらむきか一反木綿のよう

これだけで満足するのはまだ早い。なぜならば平打ち麺もあるからです。あっさりしたツユによく絡み、細麺とは異なるおいしさ。一度に2食はキツイので、最低でも2度は訪れることになるでしょう。

さらに「今回は違うメニューを食べよう」などと思うと、何度もリピートしてしまいますよ。

職人の技が光る「だし巻き玉子」

素材、ダシ、焼き加減、どれも満点

千歳は鶏卵生産量が道内一。水の良さや、雪が少ない気候が養鶏に適しているようです。千歳産の新鮮な卵に出汁を加えた「だし巻き玉子」は、最高の一品です。

しかしながら玉子焼きを作るためには、片時もフライパンから手を離せないため、混雑時は提供までに時間がかかるそう。余裕がある時に味わってみてください。

脇本さんの人柄がそのまま味になった優しいうどん

荒波を乗り越え、地元の人々に親しまれるお店となった千歳饂飩。

某クチコミサイトを見てみると、高い評価を付けていたお客さんは「人の良さがそのまま味になった感じの優しいうどん」と書き込んでいました。まさにその言葉に尽きると思います。

飾らず気取らず、おいしさだけを追求する職人の店に、皆さんもぜひ足を運んでくださいね。

千歳饂飩へのアクセス

  • 【住所】北海道千歳市千代田町1丁目1-7

    【電話】0123-25-3880

    【営業時間】11:00~15:00 17:00~20:30

    【定休日】月曜日・火曜日

    【公式ホームページ】https://chitoseudon.com/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

     

     

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ライタープロフィール

吉田匡和

吉田匡和

札幌生まれのナイスミドル。ライターとエッセンシャルワークの兼業で貧乏ヒマなしです。美味しいものを知るごとに皮下脂肪が増えるのが悩み。自分がよいと思ったことを厳選しています。