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農業を支える技術が集結!「ヤンマーアグリソリューションセンター北海道」

江別市|【更新日】2025年5月2日

農業を支える技術が集結!「ヤンマーアグリソリューションセンター北海道」

ヤンマーと聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。 ヤン坊マー坊天気予報、または小林旭さんが歌った「燃える男の赤いトラクター」という歌でしょうか。

北海道江別市にある「ヤンマーアグリソリューションセンター」には、日本の農業を支える機械を展示。創業以来の企業スピリット「ものづくり精神」を発信しています。

目次

リニューアルしたヤン坊・マー坊がお出迎え

自然には勝てません

「ヤンマーアグリソリューションセンター」は、石狩川近くの工業団地内にあります。 メインストリートから離れているので、その存在に気づく人は少ないでしょう。

当日は”風に逆らう俺の気持ち”を試すような暴風雪でした。

ナレッジセンターに入ると、9代目ヤン坊・マー坊がお出迎えしてくれました。ヤンマー提供の天気予報が終了後(2014年)の2024年に誕生したキャラクターです。

昔のイメージとかけ離れていたので、親戚の集まりのように「しばらく会わないうちに大きくなって!」と言ってしまいそうでした。

創業100年を超える老舗企業

ヤンマーは1907(明治40)年に、大阪市に住む山岡孫吉氏により「山岡瓦斯商会」として創業しました。

当初は工場用ガスエンジンの転売・改造を取り扱うブローカーでしたが、1920年から農業用に適する石油発動機の自社製造に着手し、メーカーとしての道を歩みました。

♬燃える男の~赤いトラクタ~

商標であり、のちに社名となる「ヤンマー」は、山岡氏の名前と水田に飛び交うオニヤンマにちなんで命名されました。

1933(昭和8)年には技術的ハードルが高かった小型高速ディーゼルエンジンの自社開発に成功。天気予報で「♪農家の機械は皆ヤンマー」と歌われていたとおり、同社が製造したディーゼルエンジンは信頼性や耐久性が高く、ユーザーから高い評価を受けています。

まさに鉄の塊!

これは最新式のディーゼルエンジンです。従来のディーゼルエンジンは、燃焼時に多くの有害物質を排出するため、環境問題が大きな課題となっていました。

ヤンマーは、排ガス規制が厳しくなる中でもクリーンなディーゼルエンジンを開発しています。

普段はお目にかかることがないので、じっくりと観察してください。

まるで巨大ロボットの操縦席

ヤンマーは、国内で唯一ジョンディア(アメリカに本社を置くディア・アンド・カンパニーのブランド)のトラクターなどを正規に取り扱っています。

「でっかいどー」と言われる通り、北海道の農業や酪農はスケールが大きい!特に道東エリアでは欧米並みの設備が求められます。

北海道はスケールが違う!

ひときわ目を引くのは、ジョンディアのトラクター「6155M」です。総重量約7トン、6.8 L 6気筒エンジンを搭載し、最大出力155馬力を誇ります。

気になる価格はフェラーリや家を建てるのと同じくらい。なかなかの出費です。

オトナもワクワクしちゃいます

キャビンは巨大ロボットのコクピットのよう。死角を作らないガラス張りで開放感があります。エアコンが装備され、シートの座り心地もよく、仕事をするうえで快適な空間です。GPSを搭載し運転(操縦?)は簡単。畑にまっすぐなラインを描きます。

タイヤは直径170cmくらい

タイヤはミシュラン製の超ビックサイズ。身長176㎝の人と比べてみると、その大きさに驚かされます。これだけ大きな「6155M」ですが、実はミディアムサイズ!もっと巨大なトラクターもあります。

外国から運ばれ全国にデリバリー

すっかりヤンマーファンになりました

敷地内には、日本国内で販売されるジョンディアトラクター・作業機の供給基地「大形農機センター」があります。

輸入されたトラクターや作業機は、ここで国内法規に合致させるための改装や品質を確認した上で全国に出荷されますよ。中にはビルに匹敵する大きさのコンバインもあり、圧倒されました。

見学には帽子着用が義務付けられており、ヤンマーロゴ入りの帽子が見学者全員に用意されています。

ここでしか買えないグッズがいっぱい

グッズ買っちゃいました

館内ではさまざまなグッズを販売。ワイルドなアパレルや農機のミニチュア、バッジなど、『小さなものから大きなものまで』豊富に揃っています。

思わず欲しくなるオリジナルグッズばかりで、お金がいくらあっても足りません。アグリソリューションセンター以外では入手困難なものが多いので、気に入ったグッズはぜひお買い求めください。

農業機械の試乗やコンテナの展望ラウンジも!

ナレッジセンターに隣接した約2ヘクタールの「デモンストレーションフィールド」には、実物の40フィートロングのコンテナを組み合わせた独創的デザインの常設建築「展望ラウンジ」を設置しています。「見学の注意」を守って、ぜひ旅行の予定に取り入れてみてください。

▼ヤンマーアグリソリューションセンター見学の注意
・見学希望日の3週間前までにお申込みください。
・見学受入日は平日(月~金)の9時~17時まで。土日祝日は実施していません。
・申込み用紙到着後3日程度で受入可否の連絡があります。
・見学内容の変更(中止や到着時間変更)の際は、必ず連絡をお願いいたします。
・所要時間は1時間~1時間半ほどです(施設見学のみ)

ヤンマーの魅力を伝えるアニメもスタート

ヤンマーは新たなコーポレーションブランディングとして、アニメ「未ル わたしのみらい」を制作しました。2025年4月から順に放送・配信されます。

オムニバス形式で5つのストーリーが展開し、重機をデザインに取り入れたロボットも登場するようです。

ヤンマーアグリソリューションセンターの見学とともに、アニメを通してヤンマーの魅力を感じてくださいね!

ヤンマーアグリソリューションセンター北海道へのアクセス

  • 【住所】北海道江別市工栄町10番6号

    【電話】011-381-2310

    【営業時間】9:00~17:00

    【定休日】土・日・祝日、お盆、年末年始(HPで要確認)

    【公式サイト】https://www.yanmar.com/jp/about/company/yaj_hokkaido/

    【アクセス】JR江別駅よりタクシーで10分

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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ライタープロフィール

吉田匡和

吉田匡和

札幌生まれのナイスミドル。ライターとエッセンシャルワークの兼業で貧乏ヒマなしです。美味しいものを知るごとに皮下脂肪が増えるのが悩み。自分がよいと思ったことを厳選しています。