こんにちは、ゲスト
  • 記事を探す

    キーワード

    エリア

    テーマ

こんにちは、ゲスト

人気まんがにも登場した串だんご!札幌新倉屋で「花園だんご」を食べよう

札幌市|【更新日】2025年3月3日

人気まんがにも登場した串だんご!札幌新倉屋で「花園だんご」を食べよう

人気漫画「ゴールデンカムイ」に登場した花園だんご。作中では小樽・花園公園の名物として描かれていましたが、この記事では、花園だんごを生み出した本家「新倉屋」から暖簾分けされ、1960年(昭和35年)に創業した「札幌新倉屋」をご紹介します。

場所は、札幌の観光名所・狸小路。昔ながらの佇まいはレトロ感たっぷりです。ぜひ一度訪れて、漫画の世界に浸ってみてください。

目次

1960年創業、札幌の変化を見てきた和菓子屋

狸小路のアーケードを進んで6丁目にある

札幌新倉屋外観

「ぽんぽこ〜♪」商店街テーマ曲が流れています

お店があるのは、狸小路6丁目のアーケード内。小樽の老舗和菓子屋「新倉屋」からの暖簾分けで、1960年(昭和35年)に札幌に創業しました。

1960年代は日本は高度経済成長期の真っ只中。札幌もまた、1963年(昭和38年)の市民憲章制定、1966年(昭和41年)には冬季オリンピック開催決定に沸き立ち、活気に満ちていた時代です。

そんな時代から、庶民に寄り添った和菓子を作り続けてきた「札幌新倉屋」は、札幌の歴史とともに生きてきたお店。昔ながらの素朴な味わいは、今もなお多くの人々に愛されています。

1Fは昔ながらの和洋菓子店のたたずまい

札幌新倉屋店内

だんご売り場は屋台を思わせる設えが印象的

名物の「花園だんご」は、黒あん、白あん、抹茶あん、ごま、正油の5種類。人気まんが「ゴールデンカムイ」では正油だんごを食べていましたね!

おだんごは1本から購入でき、店頭に並んでいなくても、たれやあんを付ける前の素のおだんごもあります。お店の人に言えば用意してくれるので、安心してください。

和菓子以外にも、モンブランやチーズケーキなどのちょっとしたケーキや洋菓子もありました。2階は喫茶室になっており、イートインも可能です。

タイムスリップした気分で食す、名物「花園だんご」

喫茶スペースはレトロ感たっぷり!

札幌新倉屋喫茶スペース

ちょっと重厚感があるところが昭和っぽい

昭和レトロの趣ただよう喫茶スペースは、昔からの常連さんの利用も多く、休日は営業開始すぐに満席になることもあるそう。取材時はなんとか1卓空いていました。

時代を感じる内装に囲まれて座っていると、タイムスリップした気分になってきます。取材にあたり、スマートフォンとタブレットではなく、一眼レフカメラとメモ帳を持ってくれば良かったかも。

昔から変わらぬ味を提供!もっちり食感がたまらない

札幌新倉屋だんご3種

おだんごとぜんざいには、お茶のサービス付き♪

さて、こちらが花園だんごです!定番の正油とごまに、店員さんおすすめの黒あんを注文しました。正油だれとごまは、店頭に並んでいる状態から追い付けして提供されます。

おだんごはもちもちとした食感で、伸びるくらいのやわらかさ。味は昔から大きく変えていないそうで、けっこう甘めで“唾液腺が弾けそう”かも?甘いおだんごが、正油の風味を引き立てているように感じました。

なるべく添加物を使わないため、日持ちはせず、賞味期限は当日中だそう。

庶民に愛されてきた名物をこの機会にぜひ!

11時まではモーニングメニューとして、花園だんごの正油とごまに、コーヒーが付く「新倉屋モーニング」があるのもユニーク。定番の軽食として、どれほど愛されてきたのか想像できます。

小樽の本家「新倉屋」の花園だんごとは味や食感が微妙に異なるので、小樽に行く機会があれば食べ比べてみるのもおもしろいですね!

「札幌新倉屋 本店」へのアクセス

  • 【住所】北海道札幌市中央区南2条西6丁目3

    【アクセス】市電「資生館小学校前」停より徒歩約3分

    【問い合わせ(電話番号)】011-281-5191

    【営業時間】9:00~18:30 ※喫茶は10:00~17:30 LO17:00

    【定休日】不定休

    【駐車場】なし

    【公式Instagram】https://www.instagram.com/sapporoniikuraya/

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

札幌市周辺の観光エリア

ライタープロフィール

蜂野沙季

蜂野沙季

北海道出身、札幌市在住。札幌の情報誌の編集を8年半務め、現在はフリーライターとして活動。美味しいものにはちょっとうるさい。旅行は国内から海外までどこへでも。趣味は読書、美術館めぐり、お茶全般。本とお茶は旅行の必需品。