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「横浜税関資料展示室」は入館無料の穴場スポット!ゾクゾクの展示に釘付け

横浜市|【更新日】2025年2月17日

「横浜税関資料展示室」は入館無料の穴場スポット!ゾクゾクの展示に釘付け

「横浜税関資料展示室(クイーンのひろば)」には、ちょっとゾクゾク、ドキドキする展示が盛りだくさん!

子どもから大人まで、税関の仕事を楽しく学ぶことができるでしょう。

今回は同施設にお邪魔して、知られざる税関の世界に触れてきました。

目次

ぽてっとしたフォルムが可愛い。カスタム君がお出迎え

横浜税関資料展示室の入口

エッヘン!なんだか誇らしげなカスタム君

日本大通り駅から海に向かって数分歩けば、「横浜税関資料展示室(クイーンのひろば)」に到着です。

入口には税関のイメージキャラクター、カスタム君が。ぽてっと丸いフォルムがなんだかゆるくて癒されます。

横浜税関の外観

横浜の名建築。存在感もバツグン!

横浜を象徴する建築「横浜三塔」のひとつ、横浜税関。別名、「クイーンの塔」とも呼ばれています。青銅のドームと優美な建築が印象的です。

税関というと少し身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、展示室はどなたでも気軽に見学することができますよ。

では、さっそく中に入ってみましょう!

安心・安全な暮らしを守る。まずは税関の歴史から学ぼう

税関の前身、運上所を発見。賑やかな港の様子も伺える

クイーンのひろば、運上所コーナー

突如現れるタイムスリップ空間!お餅のようなカスタム君

早速目に飛び込んできたのは、なんだか年季が入った門。こちらは横浜税関の前身、神奈川運上所を再現したものです。

隣には、カスタム君が鏡餅のように鎮座しています。

運上所コーナー

港にやってくる外国船。日の丸で迎え入れる

1859年の開港後、諸外国との貿易がスタートした横浜。

神奈川運上所では今の税関と同様に、貿易の取締りや関税等の徴収をおこなっていました。

港には外国船が続々と押し寄せ、賑やかな様子も伺えます。

威厳溢れる歴代税関長。輝かしい功績に思わず敬礼!

歴代税関長

税関長としての威厳とプライド。オーラを感じます

館内には横浜税関の歴史を学べるコーナーもありますよ。歴代税関長がずらりと並んでおり、そのオーラに圧倒されてしまいました。

他国に引けを取らない確固とした外交姿勢、そして税関庁舎の建設や新港埠頭の築港など、輝かしい功績を誇る方々ばかり。思わず敬礼したくなります。

輸出入品の書

絵柄が細かくて可愛い!思わず釘付けになってしまいました

明治時代の横浜港輸出入品が描かれた書物を発見。丁寧な絵柄で、見入ってしまいます。

日本に外国製品が入ることで、暮らしに豊かさが増したことでしょう。

ビシッとカッコいい信頼の証。官服に込められた想いとは

公式ユニフォーム

クールな官服の間にカスタム君!麻薬探知犬だったのか…

税関職員の制服(官服)、カッコいいですよね!実直で正義感に溢れる税関のイメージにぴったりではないでしょうか。

足元には、すっかりおなじみのカスタム君が。カスタム君は空港でも見かける麻薬探知犬がモデルなんだそうです。

税関ロゴマークの説明

税関の職務を表したロゴ。芸が細かい!

こちらは制服にもあしらわれてる税関のロゴマーク。

よく見ると、航空機と船、門で「関」の字、そして公平さを表す「秤」、保全を表す「鍵」が描かれているんです。

税関の職務が見事に表現されていますね。

ゾクゾクの展示に興味津々!密輸は絶対に許さない

日本の平和を守るため。社会悪物品を水際で食い止める

違法薬物コーナー

一体何が始まるんだ!?ただならぬ様子に緊張感が走る

これまでの展示とは空気が一変。「白い粉 黒い武器」、何やら不穏な雰囲気が漂うコーナーにやってきました。

こちらでは、過去に横浜税関が摘発した密輸に関する資料が展示されています。

密輸と聞くと、ちょっとゾクゾクしませんか?では、見学スタートです。

大麻や覚醒剤など。密輸の数々に鳥肌が止まらない

密輸の方法

見た目じゃ全然わからない。高度なテクニックに唖然

家具や食べ物など、日々海外から届く何の変哲もない荷物たち。そこから大量の薬物が見つかっています。

それにしても、うまくカモフラージュされたものです。外観だけではわかりません。

本牧埠頭コンテナ

こんなところに!?壁の裏には大量の覚醒剤が…恐ろしい

本牧ふ頭のコンテナから、大量の覚醒剤が見つかったことも。もし税関の目を逃れて国内に流通していたら…考えただけで恐ろしいです。

私たちの安全な暮らしを守ってくれている税関の皆さんに、頭が上がりません。

仄暗くてちょっと不気味。ドラッグの危険性を改めて痛感

薬物、拳銃の展示コーナー

ゾクゾクの展示はまだまだ続く。怖いもの見たさでGO!

きっと誰もが、覚醒剤や拳銃は危険なものだと認識しているはずです。

では、実際にそれらが日本に密輸されたら何が起こるのでしょうか。

答えは、この薄暗い通路にあります。

新聞のサンプル

平和な世の中が崩れ去る。もしもの出来事にトリハダ

覚醒剤に心身が蝕まれ、殺人や通り魔事件を引き起こす可能性もあります。拳銃を持ってれば、人を殺めることもできるのです。

覚醒剤や拳銃が流通することで、何の罪もない人々の命が危険に晒されます。絶対にあってはならないことです。

こんなものまで!?信じられない!税関Gメンの目が光る

高級ブランドにはある秘密が。偽物は絶対買わないで

知的財産コーナー

煌びやかなブランド品。…これ全部ニセモノ!?

続いてやってきたのは、知的財産やワシントン条約に関するコーナーです。

ヴィトンにプラダなどなど、名だたる高級ブランドにウットリ…してはいけません!なんとこちらは全部、偽物なんです。

偽ブランド品は、知的財産権を侵害します。当然、日本に持ち込めません。

海外旅行で相場より安くブランド品が買えたら、嬉しいですよね。でも本物かどうかわからない商品は、購入してはいけません。

ガオーッと鳴き声が聞こえてきそう。絶滅危惧種も守る

ワシントン条約コーナー

動物たちの叫びが聞こえる。絶滅危惧種を守らねば!

迫力満点!トラやクマ、ウミガメなどのはく製も展示されています。

これらは全て、絶滅の恐れがある動物です。ワシントン条約により、日本への持ち込みが制限されているものもあります。

漢方薬

何の効果があるんだろう。ちょっと怖い漢方薬

動物の骨や角を使用した漢方薬も、日本への持ち込みが制限されているものもあります。

海外で当たり前に販売されているからといって、気軽に購入しないようにしましょう。

気分は税関Gメン。使命感を胸に拳銃を見つけ出そう!

税関Gメン体験コーナー

これであなたもGメンに。拳銃を探せ!

実際に税関の仕事を体験できるコーナーもあります。

空港でもよく見かける金属探知機。実際に手に取るのは初めてでドキドキします。さぁ、拳銃がどこに隠れているのか探してみましょう。

金属探知機で探す様子

社会悪は許さない!どこだどこだ?探し出せ!

さて、どこに隠れているかな?ウロウロと歩き回り、ようやく発見!達成感があります。

探知機は軽量で操作も簡単なので、お子さんでも楽しめるはずです。

絶対に見つけ出すという使命感を胸に、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

見どころ満載で夢中になれる。税関の世界を堪能あれ

興味そそられる展示が盛りだくさん!「横浜税関資料展示室」をご紹介しました。

普段馴染みのない税関の仕事ですが、私たちの安全な生活を守るためには欠かせない存在です。

自分の目で見て体験することで、税関の重要性がよく理解できました。

入館は無料です。みなとみらい観光のついでに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

「横浜税関資料展示室(クイーンのひろば)」へのアクセス

  • 【住所】神奈川県横浜市中区海岸通1-1 横浜税関本関1階

    【休館日】年末年始(12月29日~1月3日)、施設点検日

    【公式サイト】https://www.customs.go.jp/yokohama/museum/tenjishitsu.htm

    ※掲載時の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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ライタープロフィール

mizokawa kanami

mizokawa kanami

会社員からライターに転身。自慢の健脚でどこまでも歩き、穴場スポットを見つけるのが得意。趣味は旅行とサウナ。旅先はサウナ基準で決めるほどのサウナ好き。いつか全国のサウナを制覇したい!